中学受験において、家庭教師や個別指導の併用というスタイルを取る受験生が増えているようです。
家庭教師をつけるとして、いつごろから始めるのが良いのだろうか? という疑問があります。
家庭教師を検討するタイミングをパターン別に紹介します。
時期別パターン
5年生の後半(比が登場する)
塾によってカリキュラムの進度は異なりますが、SAPIX、早稲田アカデミー、四谷大塚、日能研等であれば、5年の後半に「比」という単元が始まります。
ここは大きな転換点です。
ここの比でつまずいてしまうと、6年生になっていつまでも尾を引いてしまいます。それくらい大切な単元です。
5年生の後半になり比で苦戦している様子が見られたら、家庭教師や個別指導を検討するタイミングです。
4年生の終わり頃~新5年生(一気に難しくなる)
まだ早いのではと思われるかもしれませんが、
このタイミングは、勉強の難易度が徐々に上がっていきます。
新4年生から塾に通い始めたとすると、最初の頃はゆっくりとしたペースでカリキュラムが組まれています。
そのため家庭での復習をそこまで頑張らなくても、塾の授業を聞いているだけでも十分理解できたりします。
しかし4年生の後半から5年生の頭にかけて、段々と「受験勉強としての算数」に切り替わっていきます。
ここで勉強のスタイルを変えることが出来ず、塾の授業を聞くだけでは理解が十分にできず、歯車が狂い始めるケースがあります。
早めの対処を
風邪は引き始めが大事とよく言いますが、勉強も同じです。
分からなくなり始めた時に家庭教師のサポートを入れることが出来れば回復させやすいです。
保護者の間隔で「ちょっと理解できなくなってきているな」であった「本質を理解しないま暗記してしまっているのではないだろうか?」のような心配が出たら、早めに手を打っておくことをお勧めします。
ご両親が休日に勉強を見てあげることで回復させられるかもしれませんし、難しければ家庭教師や個別指導塾に依頼するのも有効な一手です。