四谷大塚・早稲田アカデミーの中心的テキストである「予習シリーズ」です。
4年上下、5年上下、6年上下のように構成されています。
6年生の学習には当然6年上下を使うべきかと思いがちですが、ここが落とし穴です。
上位生はそれで問題ありませんが、下位~中位生の指導で最も出番が多いテキストは5年下です。
予習シリーズ5年下が完璧にできれば多くの学校の合格ラインに達する
予習シリーズ6年上になると、かなりの応用問題が中心になります。「必修例題」と言えどももはや基本問題の域を超えており、四谷偏差値で50以下の子には適さない問題が多くなっています。
それよりも5年下に掲載されている問題をじっくりと取り組むことの方が学習効果が高くなります。
確かに旅人算などは、6年上に載っているもので必須の解法もあります。
しかし現在算数を苦手としているのなら、学習すべきレベルの問題は5年下の方に多く掲載されているはずです。
四谷偏差値50~55の学校であれば、5年下の内容が高いレベルで理解できていればそれだけで十分に合格ラインを狙えます。
表紙に大きく「5年」と書いてあるので抵抗感あるかもしれませんが、6年生向けの基礎教材としてとてもよくできています。
本棚の奥底に眠らせておかず、時には再登場させてみてください。
6年上下にあまり載っていないが5年下に載っている問題もある
四谷・早稲アカ生にとって盲点になりやすいのが「点の移動」です。6年上にはほとんど載っておらず、5年下の最後に載っています。
5年生の最後なので学習がおろそかになりやすい単元です。ここが抜けている四谷・早稲アカの6年生は多いです。
17回図形の移動(1)の点の移動は、6年生上位生でも復習の価値アリの単元です。
お知らせ
夏休み中のスポット授業の打診を多数の方よりいただいております。
ありがとうございます。お声かけていただいたこと、嬉しく思います。
ただ8月中はレギュラー生の家庭教師が多く、スポット授業の機会を設けるのは難しくなりそうです。
9月になれば何回かスポット可能コマが出来るかと思います。
また改めてメール・LINE公式・ブログにてお知らせさせていただきます。