" />

中学受験

志望校判定、何を信じればええねん【模試・過去問・偏差値】

「オカンがな、志望校の合格判定が何だったか忘れてしまったらしいねん」
「そんなことあるかい! どうなってんねそれ」
「全然分からへんねんな」
「ほなら俺が一緒に考えてあげるから、どんな特徴言ってたか教えてみてよ」
「オカンが言うにはな、模試の偏差値は、その学校の偏差値よりも10以上高かった言うてるんよ」
「おー、それはA判定やないかい 偏差値が10以上超えてたら、それは完全にA判定やがな」
「オレもそう思てんけどな、オカンが言うには、過去問を解いてみたら受験者平均点より30点下だった言うとんねんな」
「んー、ほなA判定と違うか」
「そやねん」
「過去問はね、受験者平均点と合格者平均点の間くらいが、だいたいの合格ラインなのよ」
「そやねんな」
「受験者平均点に10点届かないくらいならともかく、30点も届かないってことは、それはD判定なのよ」
「そやねん」
「ほんならもう一度詳しく教えてくれる」
「オカンが言うにはな、2月1日と2日、もし不合格が続いたらその学校を受けに行く言う点ねん」
「それは絶対A判定やないかい! 不合格が続いた時に時に急遽受けに行く学校は、A判定じゃないとおかしいのよ」
「そやねん」
「不合格が続いて、それでC判定とかD判定の学校を受けに行くのは、無謀か無策か、その両方のどれかなのよ」
「そやねんな」
「ホンマに分からへんがなこれ どうなってんねんもう」
「オトンが言うにはな、内部進学ちゃうか?言うてん」
「いや絶対ちゃうやろ。もうええわ」
「「どうもありがとうございましたー」」

真面目な話:何を信じればいいの?

合格の可能性を見積ことは大切です。
第一志望校なら、どんなに低くても頑張るのみ!かもしれませんが
第二志望校以下は、どのくらい合格が見込めるのかによって受験プランの立て方が変わります。

その際に、模試の成績・合格判定と、実際に過去問を解いてみた時の出来が異なる場合があります。

A:模試では良い判定が出るのに、過去問を解くとダメダメ
B:偏差値では全然足りないのに、過去問を解くとなぜか出来る

どの様に考えればいいのでしょうか?
考え方の基準をお話していきます。

前提と結論:過去問が最も信頼できる

先に結論を書いておくと、過去問の点数が最も信頼できる指標です。
過去問を解いて合格ラインに達しているのなら、割と楽観視できます。
どんなに模試の偏差値が超えていても、過去問で合格ラインに達しないのなら、それは心配です。

次の段落からは
このように判断する理由と
過去問が絶対ではない部分・要注意の要素
を解説していきます。

模試は体力測定。過去問は練習試合

野球の才能があるかどうかを判定したかったと思います。
体力測定(1500m走や走り幅跳びなど)の結果が良い人は、運動神経が良いので、野球で活躍できる可能性が高いですよね。
また、実際に練習試合をやらせてみて、動きが良い人も、野球がじょずである可能性が高いですよね。

さて、どちらの方が精度の高い予測でしょうか?
当然、練習試合です。

体力測定で測れるのは、総合的な運動神経のみです。
一方で、各スポーツには特徴があります。サッカーは得意でも野球は苦手、とかそういうこともあり得ます。
相性の問題があるので、より正確にそのスポーツへの適性を測るなら、練習試合(過去問)をやった方が良いでしょう。

模試の成績は「体力測定」
過去問の成績は「練習試合」
のイメージです。

注意点:これは6年生の9月以降の話

注意してほしいのは、過去問で適性が判断できるのは6年生の夏明け以降です。
それ以前、4年生~6年生前期なら、塾のテストの過去問の方が信頼できます。

イメージとしては、5歳の子供が野球の際のがあるか?
を予測する際に、まだ野球をやらせたってなにも判断できません。そもそもバットが重すぎて持てないでしょう。
それなら、総合的な体力測定をして、大雑把に予測した方が精度の高い予測になります。

中学受験も一緒です。6年生前期まではまだまだ基礎を養成している段階なので、過去問を解いたって参考にはなりません。
その時期は偏差値の方が信頼できる指標です。
6年生の夏以降は、学力が揃ってきて、過去問に挑戦する資格が得られるので、そこから後なら過去問の方が信頼できる指標になる。と言う意味です。

そもそもなぜ模試の偏差値と過去問の結果が異なるの?

入試には特徴・傾向があるからです。
塾のテストは、一般的でクセが少なくなるようにつくっています。

一方で入試問題は、各学校特徴があります。
・思考力系の問題が多い学校
・基本問題が多く、ミスが致命傷になる学校
・数値が複雑で計算量が多い学校
・特定の単元に偏って出題する学校
など。

学校の出題傾向と合う・合わない によって、過去問の取れる・取れないが左右されます。

過去問が信頼できない場合もある

そうか!過去問の点数を信頼すればいいのか。
と思った方、チョットだけ待ってください。

ひとつ、要注意のポイントがあります。
特に
「偏差値では全然足りないけど過去問を解くとなぜか点が取れる」のパターンです。

答えを盗み見ていないか?

過去問を解く前に、答えを見てから解いてしまっていないか、という心配があります。
我が子に限ってそんなズルをするはずは、と思われるかもしれませんが、塾講師の視点からすると決して珍しいことではありません。
お行儀の良い子でも、6年生の秋冬の時期はつい魔が差してやってしまうことも全然あります。

「答えは隠して、問題だけコピーして渡しているから大丈夫」と思うのは早計かも。
例えば、全かい2026年を解いたなら、次は2025年であることが容易に推測できます。
赤本を保管している場所を知っていたなら、お留守番の時にでもコッソリ見ることができるかもしれません。
又は、書店の立ち読みで、次に解くであろう年度だけ見る、と言うことも可能でしょう。

とにかく、子供は想像しているより知恵が回ります。
模試に比して過去問があまりにも好成績の場合は、念のため疑ってみてもいいかもしれません。
例えば
・解く年度や学校を、予告なく不規則にする。2026→2025と解いてきて、急に一年分飛ばして2023年を解かせてみる。など

〇つけの時に一人でやっていないか?

過去問の〇つけをしている時の事。
答えは「31.2」なのに、自分の解答が「3.12」となっている。
サーっと血の気が引く。
急いで見直してみると、ちょっとしたうっかりミスで桁を間違えてしまっている。
悔しい。ほとんど考え方はあっているのに。

そんな時、ちょっと消しゴムで小数点の位置を変えてしまう。
その誘惑に抗えなくなる子は、決して少なくないでしょう。
(私が小学生の頃、恥ずかしながらこれはやったことがあります)

こうしたズルをしないで済むように、〇つけはご両親がやるorご両親が同席している場でやる。
という習慣にした方が良いでしょう。
これは疑っているわけではなく、ズルが出来ない環境にしてあげることが優しさだと思います。

まとめ:基本的には過去問の点数を信じる

と言うことでまとめです。
基本的には過去問の点数を信じた方が精度が高いです。

とはいえ、最初に解いた一回目の点数だけで判断する必要はありません。
何回か解けば、慣れと共に点数が上がることは全然あり得ます。

数回解いてみて、合格ラインを安定して超えられているようであれば、その学校は比較的安心できる学校として計算して良いと思います。

【生徒募集】

算田数太郎は、東京都の新宿駅徒歩5分の場所で、個別指導塾をオープンしております。
その名も『プロコベ塾Libright』です。
私を含め中学受験のプロ講師5名で、1:1のマンツーマン指導を行っています。
オンライン指導もやっております。
ご興味ある方はこちらのHPをご覧ください

↓にほんブログ村のリンクを押すと、ランキング形式で他の指導者の方々のブログを見ることができます。押していただくと、算田数太郎ブログの掲載順位が上がります。
ぜひぽちっとご協力ください。

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村

-中学受験

© 2026 算田数太郎の中学受験ブログ Powered by AFFINGER5