新型コロナウィルスが猛威を振るっていますね。
多くの自治体では、夏休みを延長する措置が取られているようです。
となると、中学受験生にとっては勉強に使える時間が急に出現したことになります。
本来小学校に通っているはずだった時間がぽっかり空いていますので、ここを有効活用しない手はありません。
6年生
算数が割と得意なお子様の場合
算数がそこそこ得意な子でしたら、この時間を利用して過去問を解いてみることをお勧めします。
第一志望校と第二志望校を一回ずつくらい解けると良いです。
第一志望校については、まだ解けない問題が多いと思います。
ただ、目指すべきゴールがどの高さなのか知っておくことには意味があります。
この時期にまずは一年分、やってみてはいかがでしょうか。
算数が余り得意ではない子の場合
四谷大塚の偏差値で50を超えることを目標にしているお子様の場合であれば、基礎の総復習をおすすめします。
問題のレベル感としては、例えば四谷大塚の予習シリーズであれば、5年上・下の基本問題と練習問題くらいの難度のものです。
基本問題は完璧にし、練習問題は7割くらい理解できる水準を目指します。
予習シリーズ6年上よりは5年上下の方が、基礎力の強化という点では向いています。
SAPIXであれば、デイリーサポートのA~C辺りの解きなおしを回すと良いでしょう。
又は、各回のデイリーチェックテストの解きなおしも同様に有効です。
5年生
最優先することは二つです。
「割合の復習」と「比の予習」です。
時間が限られているのなら、まずはこの二単元に時間を全部投入してください。
更に追加で出来るのなら「等差数列」や「植木算」、「約数と倍数」と「消去算」辺りを補強しておきましょう。(この辺りの単元は、今後様々な単元と複合して登場します)
「割合」は、テキストの目次には「割合」や「食塩水」、「売買損益」「相当算」といった名前で掲載されています。
「比」は「比」や「平面図形と比」、「速さと比」のような名前で掲載されています。(「仕事算」も比の一種ですが少し優先度が落ちるので、まずは前述の三単元を優先してください)
割合は、解法暗記ではなく根本からの理解を目指したいです。
割合につうての記事です。良かったらこちらも参考にしてください。
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せっかくの時間を有効活用しよう!
新型コロナウイルスによる夏休みの延長は、使い方によっては有効な休みにます。
今回ご紹介したのはあくまで一般論的なおすすめ勉強ですが、お子様の弱点対策を考える際の参考になれば幸いです。