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第一志望校は「偏差値」に10以上足りないのが当たり前!【80%偏差値と50%偏差値について】

「第一志望の学校の学校の偏差値に全然届かないんです。志望校を変更したほうが良いのでしょうか?」という声におこたえしていきます。

学校別の「偏差値」とはそもそも何なのか? というお話からしていきます。
結論から書くと、一般に塾の偏差値一覧表に書かれている偏差値は「80%偏差値」と呼ばれるものです。

例えば、2020年版の「四谷大塚入試案内」によると、開成中学の80%偏差値は71です。
1年前に同じ模試を受けた受験生を追跡調査した結果、偏差値71を取っていた受験生の80%以上が開成中学に合格していた。
という意味です。

同様に「偏差値55」と表示されている学校であれば、前年にその学校を受験した受験生のうち、前年の同じ模試で偏差値55を取っていた受験生の80%以上がその学校に合格できている。
という意味です。

実は同じ書籍の後ろの方には「50%偏差値」の表も掲載されています。こちらも同様に、追跡調査の結果で50%以上の受験生が合格できている水準を表したものです。
開成の50%偏差値は67でした。

続いて、夏~秋の段階では第一志望校の80%偏差値に達していないのが当たり前であるということをお話します。

もっと言えば、たとえ入試直前であっても第一志望校の80%偏差値には達していないことが普通です。
80%合格できる学校とは、もはや「実力相応校」の位置づけです。
第一志望は50%偏差値に達していれば十分ですし、それより低くても直前期の追い込み次第でチャンスはあります。
あとは当日のコンディションや問題のあたりハズレによって合否が分かれます。
「運が良ければ50%の確率で合格できる」は十分に勝負として成立する値であり、第一志望校はこれが当たり前です。

私が昨年指導していた生徒で第一志望に合格した子たちは、12月の最終模試の偏差値から10~15上の学校に受かっています。(各学校の80%偏差値との比較)
第一志望に合格するということは、模試で「確率30%~50%」と言われた小さな穴を通すことです。

まず最初の結論としては「入試直前でも80%偏差値には届いていないことが普通」です。

次の話に移ります。
7月は、まだまだこれから成績を上げていきたいと頑張る時期です。
夏の頑張りで偏差値を5くらい上げることをどのご家庭も目標にしていると思います。
志望校の設定も、この頑張りを前提として組み立てて大丈夫です。

つまり、「夏で偏差値を5上げて、それでやっと50%偏差値に届く……」
くらいのレベルの学校であれば、全く問題なく許容範囲内です。

先日の記事でも書きましたが、本人のやる気を出させるためにも、高めの学校を志望校として設定することは悪くありません。

まとめとしては偏差値表に載っている数字の意味を知っておきましょう! です。
あれは80%偏差値であって、第一志望校として必要なのは50%偏差値です。
入試当日に五分五分ならば勝負できます。

悲観しすぎないように、現状を正しく分析しましょう!

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