算田が子供の頃、塾の国語の授業に余り良い印象を持っていませんでした。
「問題を解いた後で結果論で答えを解説してくれるけど、どうすればその答えに自分でたどり着けるのか分からないじゃないか!」
とずっと不満に思っていた記憶があります。
数多くの問題を解く中で、少しずつ解き方を学んでいったのですが……
今回の記事では、「あまり良くない国語の授業」の特徴を解説します。
また、現在「オンライン複数人授業」という講座を主催しています。
既に何回か実施していますので、その様子を織り交ぜながら、国語の授業はこうすると分かりやすくなるのではないか? という事を解説していきます。
あまり良くない国語の授業とは?
①その日習得するべき技術の説明なく、いきなり問題演習から始まる。
いきなり問題演習から始まる授業は要注意かもしれません。(多くの大手塾の授業はこのスタイルですが……)
その日の授業ではどんなテーマの技術・知識を身に付けて欲しいのかを、出来るだけ明確に示してくれる授業の方が分かりやすいです。
算数や理科であれば「旅人算」や「てこ」のように、その日学習するテーマが明確ですし、また授業の前には必ず導入が付きます。
例えばてこのつり合いを計算するときにはどのように行うのか。どんなところ注目するのかを事前に示してから問題演習に入ります。
なぜか国語だけはその過程をすっ飛ばし、いきなり問題演習に入るスタイルが多いような……
②問題の解説が結果論的
「ここに根拠があるから答えはこう」のように、本文のどこから答えが読み取れるかを示すだけでは解説とは呼べません。
どのように考えると自力で根拠を見つけられるのか、その考え方や方法論、型のようなものを指導しないと、本質的な成長は見込めません。
よくあるような「本文のここに~~と書いてあるから答えはア!」のよな解説では……なかなか厳しいと思います。
こんな授業があったらいいな
正直に白状すると、算田ずっと国語の授業を軽視していました。
国語の授業では問題を解く方法は余り教えてもらえず、結果論の解説ばかりのように感じていたからです。
我流で何とかしていましたが、正直手探りで解いていたと思います。
(現在算田が国語の指導をほとんどやっていないのはこれが理由です。国語は学生の頃に理論的に学んでいないので、自分では解けても苦手な子に教えるのは難しいのです)
算田自身がぼんやりと「こんな授業があったらいいなぁ……」と思っていた利用の授業をする先生が、世の中には存在するという事を知ったのは、教育業界に入ってからでした。
色々と交友関係を広げていくうちに、きちんと理論的な国語の授業をやってらっしゃる先生が小数ながら存在するという事が分かったのです。
著書やブログ等で有名な先生もいらっしゃいますし、まだ無名でも腰の入った実力派の授業をされる先生もいらっしゃいます。
そんな実力派の先生をもっと世に知ってもらいたい! という願いで始めたのが「国語オンライン複数人授業」です。
オンラインなので教室の家賃など固定費がかからず、授業料を安く抑えることが出来ています。
実力派の講師の先生にも、その指導力に見合った金額をお支払いできています。
(主催する算田の取り分は今のところほとんどゼロです! 経費で赤字ギリギリです!笑)
授業教材公開
授業で実際に使用している教材の一部を公開します。
こちらは5年生対象、物語文の基礎の基礎を指導する講座の板書ノートです。
こんな感じで、毎回の授業の前に、どのように考えれば良いのか? を最初に示してから授業をしてくださっています。
「このときの気持ちを答えなさい」という形式の問題はよく見かけますが、この形式の質問にどのように答えたら良いのかが分かっていない子は意外と多いです。
というよりも、成績の上位下位を問わず、分かっていない子の方が多いのではないかと思います。
良く分からず、何となくこんな感じかな?で適当に記述を書いている子が大勢います。
基本中の基本の考え方があやふやなままになってしまっていることが、国語が苦手になる原因だったりします。
記述問題が全く書けなかった子が、書き方を覚えたとたんに書くようになった! という声もいただいています。
国語をなんとなくで解いてしまっている子や、バツになってもその理由が納得できない子など、国語が苦手なお子様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度体験してみてください。
初回の体験は無料で案内していますので、お気軽にお問い合わせください。
料金など詳細はこちらをCHECK