算田の母校紹介第5弾です。
麻布中学・高校は退学処分をめったなことでは出さない。というテーマでお話します。
私が麻布中学・高校に在学していた6年間で、同級生の退学者は一人もいなかったと思います。
前後の学年でも、私の知る限り一人も退学になっていません。
これは麻布生が品行方正だからではありません。算田在学中だけでも数々の不祥事が起きています。
学内喫煙、飲酒、賭け麻雀、ケンカで殴った、文化祭で食中毒を出す、火の不始末でボヤを出す、公安警察に捕まる(別記事参照)など……
表沙汰になっているだけでも結構な数があります。
停学処分や部活動禁止、文化祭実行委員会の解散などの処分がなされることはありますが、退学だけは一度も見たことがありません。
聞いた話ですと、かなり昔には退学処分が下されたこともあるらしいです。
その退学者がやったことも規格外で……
昔は文化祭のパンフレットに企業からの広告を載せていたそうです。企業から広告費を受け取り、それを文化祭の活動資金にします。
その広告費を横領した生徒がいたそうです。自分で企業と交渉して広告案件を取ってきて、その料金を自分の懐に入れたというような事だったかと思います。
文化祭実行委員会に高度な自治が認められているからこそ可能だった事件ですが、さすがに横領はダメだったようです。
昔聞いた話ですので噂に尾ひれがついて事実と異なる部分もあるかもしれませんが、目安としてはこのくらいの大事件をやらないと退学にはならないというエピソードで聞いていただければ幸いです。
※ちなみにこの事件があったので、麻布中高の文化祭パンフレットには企業広告は掲載されていませんでした。今もおそらく広告は付いてないのではないかと思います。
さて話を戻しますと、中学の成績が悪いから高校に上がれない、という事は(ほぼ)ありません。
というより、そういったことが他校では起こり得るという事自体を算田は卒業するまで知りませんでした。
「またまた~成績が悪いくらいで高校に上がれないなんて、そんなひどい事ある訳ないじゃないか~」と思っていました。
むしろよくある事なんですね。当時は世間知らずでした。
麻布は滅多なことでは退学処分を出さないという事についてお話ししました。
前の記事でも書いたように、麻布は「崖から落ちた後で救助する」というようなスタイルだと思っています。
崖から落ちる前に先回りして助けてくれることはないけど、落ちた後では救助してくれる。そんな学校だと思っています。
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