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雑記

AIの登場により価値が低下する能力。今後の入試問題はどうなるか【雑記】

今回は徒然なるままに、算田の意見・思っていることを書いていきます。今回は受験お役立ち情報ではないです。

人間に求められる能力は時代と共に推移してきたという話を書きます。

古代、力持ちは重宝されました。家を建てるにも橋を作るにも、腕力のある人がいないと出来ません。
しかし機械の登場とともに力持ちの価値は低下しました。
今でも腕力が必要とされる場面はありますが、昔ほど必須ではなくなりました。クレーン車やフォークリフトで代用されています。

次の時代、電卓の登場とともに計算力の価値が低下しました。
昔は帳簿計算をするにも暗算やそろばんの得意な人がいないと成り立ちませんでしたが、今はコンピュータや電卓が全てやってくれます。
フラッシュ暗算などの名人は「わーすごいねー!」と言われるくらいの価値にまで低下してしまいました。

また次の時代、記憶力の価値が低下しました。
昔は生き字引と呼ばれるような物知りな人がいないと情報を引き出すことは困難でした。
今はGoogleで検索すれば単純な情報はいくらでも調べられます。
もちろん今でも知識・記憶力は大切ですが、例えば「タイの首都バンコクの正式名称は?」のような知識を正確に覚えている必要性は低下しています。
百科事典を暗記しているような人は「わーすごいねー!」と言われるだけになってしまいました。

そしてまた次の時代、現代。AIの登場によってパターン認識や判断力の価値が低下しました。
今「AI」と呼ばれているものが得意なのは、例えばレントゲン写真から病気の有無を判断する画像のパターン認識や、過去の事例やデータから未知の場面での最適解を決める判断力などです。
これらは少し前までは人間独自のもので、知性の象徴だと思われていました。
将棋や囲碁の名人・世界チャンピオンがAIに負けたのは記憶に新しいでしょう。過去の事例(棋譜)のデータを基に未知の局面での最善の一手を探し出すことは、人間にしかできない高度で知的な行為だと思われていましたが、AIはそれを超えてきました。

さてこんな時代、入試問題はどのように変化するでしょうか?
一昔前は、明らかにパターン認識の能力を問う問題が多く出ていました。テキストで学習した問題から速やかに類題を見つけ出し、その解法を適用・応用して未知の問題を解くことが算数に求められていました。
今ももちろんこの傾向の問題は大きな比重を占めていますが、AIの新時代、新しい傾向の問題が目立ってきています。

それは読解力です。
AIがまだ人間に勝てない領域の一つは読解力なのだそうです。
どうやらAIはまだ文の意味を理解できてはいないようです。

将棋の名人に勝つことよりも文章の意味を理解する方が難しいなんて不思議な気がしますが、そういうものなのだそうです。
AIとの共存が当たり前になっていくであろう次の時代に活躍する子にどんな能力を身に付けていて欲しいと願いを込めて入試問題を出すでしょうか?
読解力が重視されることは想像に難くありません。

算数の問題が長文化していることは近年の傾向です。会話文形式の問題も増えています。
過去の事例からのパターン認識が重要であることは変わりありませんが、読解力という新たな能力が求められるようになっています。

社会が変われば出題が変わり、出題が変われば指導法も変わっていきます。
新しい傾向の問題については指導法が確立されているとはまだ言えませんが、算田も日々現場で改良を重ねています。

とりとめもない記事になりましたが、たまには個人的に書きたいことを書いてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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2024年2月以降の生徒も満席となっております。
大変申し訳ありません。

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