生徒の変化に気づかないとどうなるのか? というテーマです。
といってもお役立ち情報ではなく、気楽なお話です。
「生徒が眼鏡を新しくしていた」にまつわることです。
ある日、いつも通り家庭教師として授業を始めたのですが、その日は生徒が集中しきれていないように感じていました。
気が散っているという程でもないのですが、どうも心ここにあらずというか……他のことが気になっているというか……
こういう場合のパターンは経験上「授業の直前に何が嫌なことがあった」の可能性が高いです。
学校でケンカしたとか、お母様とケンカしたとか、そんな感じです。
そんな時は「今日は何かあった?」と聞き出してみて、一通り話してもらって「そうかそうか、それは大変だったなぁ」とやってから授業を再開すると集中してくれることが多いです。
さて今回もそのパターンかな?と思い探りを入れてみたのですが、どうやら違うらしい。特に嫌な感情があるわけでもないのに、なぜかソワソワしている。
これは何だ!? なんだ。何かを見落としている。考えろ考えろ……
そこでひらめきが!!!
「もしかして眼鏡新しくした?」
アタリでした。良かった、これだったのか!!
一通り新しい眼鏡の自慢をしてもらって、そうしたらスムーズに授業を再開することが出来ました。
眼鏡を新しくしたので、それに私が気づくかどうかでソワソワしていたんですね。なるほど……難しい……
(ちなみに眼鏡が変わったこと自体は当初は気づかなかったです。生徒の様子がおかしい所から逆算して何とかたどり着きました笑)
……という事件が、一週間に二回もあったんです!!
何という偶然。
危ない所でした。気づかなかったら、集中力が欠けたまま授業を受けさせてしまう所でした。
生徒がソワソワしている原因を考えている時間は、頭がフル回転です。開成の過去問を解くときより頭を使ったかもしれません。
小学生に勉強を教える仕事の、意外な難しさ? のお話でした。