予習シリーズとは、四谷大塚や早稲田アカデミー、また四谷準拠塾で使われているテキストです。
これの5年上に掲載されている、第17回18回19回は非常に難しい! という内容の記事です。
予習シリーズ5年上の最後の方の単元は、超超超難しいんです!
どんな内容?
まとめると、グラフに関する単元が多く収録されています。
旅人算とグラフ(ダイヤグラム)や水量グラフなどです。
旅人算や水量はそれら単体でも十分難しい上に、更にグラフの読み取りという要素も加わっています。
どのくらい難しいの?
どのくらい難しいのかと言うと、5年下のテキストの前半よりもはるかに難しいです。
予習シリーズの5年下は、冒頭から比についての単元から始まります。比→平面図形と比→速さと比 といった流れです。
これらの単元の問題と比べると、問題は複雑ですし、理解が難しいテーマとなってます。
なんで5年下より難しいの?
塾のカリキュラムを前後半で区切る上での都合ともいえます。
テキストを構成する上では「比」の学習を年間のどのタイミングで入れるかというのが大きなカギになります。
四谷大塚の予習シリーズでは、5年下から比に関する単元が始まります。
反対に言うと、5年上では比が関わらない単元のみが収録されています。
5年上の最後の方に収録されている単元は「比は使わないけれども難しい」ジャンルの問題なのです。
つまり「比は使わないので5年上に収録されているが、問題の難度としては下巻の単元よりも難しい」という現象が起きてしまっています。
難しすぎてついていけない……
5年上の単元が難しすぎて理解仕切れないというお子様も大勢いらっしゃるかと思います。
これは算田の考えですが、5年上の第17回~20回については、現時点で完璧になっていなくても何とかなると思っています。
そのくらい難しい所です。理想を言えばここで完璧にして、5年の後半や6年生では更に上の問題を目指していきたいところですが……
しかしそうも理想的に進む訳ではないのが受験勉強です。「グラフが苦手」な状態であれば、6年生になってからの対策でもなんとか間に合います。
※グラフの読み方についての記事はこちら
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まとめ:難しくても諦めないで
予習シリーズ5年上の第17回~20回は、とても難しい所です。
この辺りで急に理解が難しくなったというご家庭も、悩みすぎないでください。
「5年の前半でこんなに難しいのなら、5年の後半はどうなってしまうのか……!?」と思われるかもしれませんが、安心してください。第18回や19回は、5年の下よりも見方によっては難しいかもしれません。
まだまだこれから挽回・復習のチャンスはあります。
深刻に考えすぎず、長期戦の受験勉強後頑張っていきましょう!