今日の記事は「スマホゲームは流行するのに、囲碁はなぜ流行しないのか。そして勉強はもっと流行しないのはなぜか」というテーマでお話します。
結論から書くと面白くなるまでに必要な時間の差です!
スマホゲームはやった初日からある程度面白いですが、囲碁は最初の一か月くらいはあまり面白くありません。
勉強は面白くない期間がもっと長いのです。
詳しく説明していきます。
囲碁が流行らない理由:面白くないゾーンが長すぎる
算田の最大の趣味は囲碁です。
囲碁、ご存じですか? 囲碁将棋の囲碁です。
え、挟んだらひっくり返るやつ? それはオセロです。
しかしルール知名度は将棋に大きく水をあけられています。
「子供の頃に将棋はやったことあるけど、囲碁って何をやっているの?」という質問を今までに五億回くらい聞いてきました。
囲碁将棋知名度格差の要因はルールの分かりやすさです。将棋は相手の王様を取ったら勝ちです。じゃあ囲碁は?
囲った陣地の大きさが広い方の勝ちです。じゃあ陣地って何? それはね、自分の石で囲まれた……
ほら!!! もう難しいんです。ルールを理解する時点でこれだけ難しかったら、誰もやろうと思いません。
ルールを理解したとしても、その後囲碁というゲームが面白くなるまでには少し時間がかかります。
上達するにつれて「あぁそういうことだったのか」と理解出来て段々と面白くなってきますが、囲碁をやり始めた初日では何が何やら分かりません。
一度上達してしまえば世界で一番面白いゲームであることは間違いないのですが……面白くないゾーンが長すぎて、今の時代誰もやろうとは思わないのです。
始めたその日から楽しめるゲームがあふれている現代において、面白くないゾーンが1か月近くあるゲームが流行る要素はゼロです。絶対に流行りません。
勉強が面白くなるには?:とにかく面白くないゾーンを抜ける
さて、勉強にも同じことが言えます。
算数であっても国語であっても、ある一定のラインまで実力が上達しないことには面白いと感じることが出来ません。
ある程度までは理屈を理解して使えるようにならないと、問題というゲームをプレイしてもまったく楽しくありません。
受験勉強においては、ゲームの操作方法も分からないような状態でプレイさせられている受験生が大勢います。
全く何も分からないのに、先生から「そこで左ボタンを押して、次にAボタン!次は右ボタンを押してからBボタン! 違うそれはAボタンだ何で間違えたんだ!ちゃんとよく見なさい!」
と言われているような状態になっている生徒が大勢います。
最初の操作方法まではしっかりと教わろう
勉強をゲームに見立ててお話してきましたが、類似点は多いと思っています。
ゲームであれば丁寧なチュートリアルがありますが、勉強は一度出遅れてしまうと永遠にレベルの合わない授業を受け続けることになります。
一度立ち止まって、基礎の基礎、操作方法レベルの基礎を学ぶことで塾の授業が理解しやすくなると考えています。
【お知らせ】
算数・国語が物凄く苦手で嫌いな生徒向けに、基礎の基礎を指導するオンライン複数人授業を開講予定です。
詳細を近日中に公開しますので、ご期待ください!