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中学受験

過去問、新しい年度から解く?古い年度から解く?

中学受験を目指す6年生は、9月・10月辺りから本格的に過去問を解いていく事になると思います。
その際、どの年度から解いた方が良いのか? と悩まれる方もいると思います。

最新年度から解くのか? 10年前から段々新しくしていくのか? 5年位前から解き始めるのか?

塾や先生によってもいう事がバラバラで、何を信じたら良いのか悩まれるテーマです。
今回は、巷にあふれる「過去問は〇〇から解け!」と言う言説を、確実なものと諸説あるものに分けて分類。解説していきます。

前提知識

昔の過去問は簡単

中学入試の過去問は、昔になればなるほど簡単です。
試しに10年前や20年前の過去問と、最新年度の過去問を見比べてみてください。
驚くほど簡単になっていると思います。
(一部、麻布や筑駒など長年難易度が変わらない学校もあります)

10年前は目新しい問題だったとしても、その翌年からすぐに各塾がテキストに織り込んで対策を始めます。
すると数年も立つと陳腐化し、典型問題と化してしまいます。

10年前は斬新な応用問題だったとしても、数年もすればテキストに載っている典型問題となります。
昔の過去問を解いた際に簡単だと感じるのはこれが大きな理由です。

「過去問は古い年度になればなるほど簡単」は必ず頭に入れておきましょう。

出題傾向が大きく変わっていることがある

学校によっては、数年前から出題傾向がガラリと変わっていることがあります。
新設校などは比較的短期で出題傾向が変わりやすい向きがありますが、それ以外でも変更が行われていることはあります。

古い過去問で練習を積んでいたつもりが、実は傾向が全然違っていた! なんてことが無いように注意しましょう。
保護者の方が過去問をパラパラ見て判断するか、又は塾の先生に聞いてみましょう。

昔の社会はデータが変わっている

社会の過去問は、あまり昔までさかのぼる必要はないと言われています。
データが変わってしまっているからです。

日本のGDPは現在世界3位ですが、昔は2位でしたよね。
こうした変化が様々なところで起きているので、あまりにも古い年度の社会を解く際は注意が必要です。

第一志望校の過去問

第一志望校の過去問は、一般に「8年~10年分」解くようにと言われています。
この場合の「10年」とは、10回分の意味です。
一年に一回しか入試をしない学校(開成など)であれば10年分ですが、一年に3回入試を行う学校であれば3回×3年=9回分くらいが目安です。

もちろん更に遡って過去問に取り組む受験生もいます。
(特に算数だけはかなり古い年度にまでさかのぼって学習する受験生もいます)

今回は一般的な基準である「10回」を目安として、新しい順に解くのか?古い順に解くのか? を解説していきます。

主な流派としては以下の通りです。

説①古い年度から
説②最新年度から
説③少し古い年度から

結論から書くと、どの方式もアリです。
どの方法も理由・狙いがあり、一長一短です。

塾の校舎によってもアナウンスが異なるようです。
詳しく理由を見ていきましょう。

説①古い年度から

古い年度から解き始めて、段々と新しい方に進んでいきましょうという方針です。

メリット
・過去問を解き始めた初期はまだ力がついていないので、比較的解きやすい古い年度の問題から始められる
・最新年度の過去問を、力がついた状態で取り組める。

デメリット
・最も大切な最新年度の過去問を解くのが後半になってしまう
・最新年度を解く際にプレッシャーがかかる。「これで点数が取れなかったらどうしよう……」となりがち。

説②最新年度から

最新年度の過去問から解き始めて、段々と古い方に進んでいきましょうという方針です。

メリット
・最新年度の過去問に接することができる。モチベーションが上がる
・早い段階から最も価値の高い過去問である最新年度に接することで、学習効果が高まる

デメリット
・慣れていない状態で最新年度の過去問を使ってしまうのはもったいない面がある
・最新年度の過去問は難しいことが多いので、自信を失ってしまう心配

説③少し古い年度から

3年前~5年前くらいから解き始め、段々と新しくしていきます。
最新年度まで行ったら、反対に古くしていきます。
5年前→4→3→2→1→6→7→8→9→10 のようなイメージです。

メリット
・いきなり最新年度から解くのは怖いが、かといって最後まで最新年度を解かないのも心配。の両方を解決する折衷案

デメリット
・説①と②のデメリットの両方が少しずつある

算田はどうするか?

生徒の状況によって変わりますが、③の「少し古い年度から」を採用する場合が多いです。
しかし絶対のこだわりがあるわけではないので、ご家庭の方針やお通いの塾の方針によっては、最新年度から解く場合もあれば古い年度から解く場合もあります。

(基本的にはお通いの塾の方針に反してまで順番を変えることは少ないです。ただ、学校の出題傾向や本人の性格を考え、「この子でこの学校だったら、古い方から解くのは止めた方が良いな……」と思うような場合には、ご両親と本人と話し合ったうえで塾の方針から離れる場合もあります。

第二志望校の過去問

第二志望校の過去問の場合は、圧倒的に説②「最新年度から」か説③「少し古い年度から」を採用します。
第二志望子の場合、「古い年度から」は危険です。
理由を解説します。

解き終わらない場合がある

第二志望校の過去問は、当初の計画通りに進まない場合もあります。
当初は5年分解こうと思っていたが、3年分しか解く時間が取れないまま入試の日を迎えてしまった。
こんなことは良くあります。

第一志望校の対策に時間を割いたり、志望校別模試の見直しをした方が有効だと判断した場合には第二志望校の過去問を解く時間を削る事もあり得ます。

そんな場合に、例えば
「5年分解くつもりで、5年前→4年前→3年前と解いたけど、ここで時間が無くなり力尽きてしまった。最新年度が解けないまま入試を迎えてしまった……」となっては元も子もありません。
(合格すれば良いですが、これで不合格となったら後悔が残ります)

そうなるくらいなら、思い切って最初から最新年度の過去問からスタートしてしまった方が安全です。

いわゆる「お試し受験」の過去問

いわゆる「お試し受験」とは、例えば東京にお住まいの方が1月の埼玉・千葉入試を受験するようなケースです。
進学先としてはあまり考えていないが、入試の練習として受験する。そんな場合です。

お試し受験の場合は「1年分」だけ事前に解くように指導しています。

通わない学校なのに過去問対策をする必要があるの? と思われるかもしれません。
この場合の過去問とは「対策」というよりも「出題形式を知る」という目的です。

例えば当日、国語の入試を受けている最中に「え、この学校感じの問題が最後にあったの!? 時間が足りなくなって書ききれなかった……」
となってしまったらどうでしょうか。
お試し受験は本番の練習としての位置づけですが、出題形式も分からないのでは練習になりません。

全部で何問構成なのか? 漢字問題はどこで出るのか? 時間は余るのか足りないのか?
これくらいは把握してから受験しないと、練習になりません。

そうしたことを知る目的として、1年分だけは解いてから入試会場に行きましょう、とお伝えしています。

どうしても時間が取れない場合でも、問題を「見る」だけはしてほしいと思います。
解く時間が取れなくても「見る」だけはしておきましょう。

ちなみに、通学を考えているご家庭の1月入試の場合は話が別です。
例えば東京北部にお住まいで、埼玉県の学校も通学範囲に入っているような場合です。
この場合は実質的に「第二志望」の位置づけですので、志望度に応じて2~5年分くらいの過去問を解いて対策しましょう。

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