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解説を読んでも分からない!読むのが苦痛だ!という人のための解説読み方講座

皆様、算数のテキストについている解説、読んでいますか?
読むのは好きですか? 読むと理解できるでしょうか?

算田は解説を読むのが大嫌いでした。
読んでもなかなか頭に入ってこないし、何を言っているのか分からないし……

そうなんです。算数の解説冊子は、普通に読んでもなかなか理解できません。
正しい事を書いてあるんだとは思うのですが、大人が読んだってなかなか理解できません。

このブログを読んでくださっている保護者の方なら、きっと一度は、親が解説を読んで子供に教えようと思った事があるのではないでしょうか。
その時、すんなりと理解できたでしょうか?

簡単な問題なら大丈夫でしょうが、応用問題になってくると、大人が解説を読んでも「どういうことだ……??」となるのではないでしょうか。

そこで算田おすすめの解説の読み方をご紹介します。

最後から読む

算数の解説の文章は、最初から読むのではなく、最後から遡って読んでいく方が分かりやすいと思っています。

例えば平面図形の解説を考えましょう。
解説の最後の一文には
☆「AG:GI=3:5、AH:HI=4:4なので、AG:GH:HI=3:1:1です。」
のように書かれています。

ここを読めば「なんかAH:HIとAG:GIを別々に求めるんだな。なんでここの比が求まるんだ?」
と疑問が湧きます。
そこで少し前から読んでみるのです。
すると
★「三角形AGEと三角形IGBの相似比(AE:IB=)3:5より、AG:GI=3:5です。」
のように書かれているので
「あぁ、そこの相似を使ってAG:GIを求めているだな」という事が分かります。」

これをもし一行目から順番に読んでいくと、まず最初に
「三角形AGEと三角形IGBの相似比(AE:IB=)3:5より~」
から始まってしまうのです。すると「なんでそこの相似に注目したんや!?」となってしまうでしょう。
そこの相似に注目したのは別に天才的なひらめきではなく、その先の★の所で必要だったから求めただけなのです。

つまり因果が逆なんです。算数が解ける人は論理の手前から順番に考えているのではなく、最後の形がイメージとしてあって、そこから逆算して考えているのです。

解説の一行目は、大体確信から遠い、前準備の事が書かれています。
解法の全体像が理解できない段階で枝葉の部分をいくら読んでも、何を言いたいのか理解するのは至難です。
それよりは、解説の最後の一行を先に読んでしまい「最終的にこういうことがやりたいのか!」と大枠を掴んだ方が、読んでいて理解しやすくなります。

これが今回の記事の結論です。「算数の解説は最後から読もう!」です。

もう少しだけ続けます。
実は算数の解説も同じです。
問題の解法を一から十まで順番に「まずここの相似に注目して、次にこの比を利用して~」と解説すれば、意味は理解できますし間違いのない正しい解説が出来ます。
しかし「分かりやすい解説」と「生徒が成長するための授業」は別物です。

講師と言う生き物はつい解説したくなってしまいますので、私も日々「この解説は、本当に生徒が成長するための物か?一人で解けるようになる手助けができているか?」と自問するようにしています。

最後から逆算して考える、という方法について、詳しく解説した記事のリンクを貼っておきます。
良ければこちらもご覧ください。


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