2021年は学校説明会の多くがオンライン化されることになりそうです。
手軽に参加できる反面、学校の生の空気を感じることが出来ないので、校風を判断しにくいというデメリットがあります。
先生方の話はどこの中学でも似たり寄ったりではないか……と感じたこと、ありませんか?
大体どこの学校でも、英語教育やICT教育、人間的に成長するための教育などは等しく力を入れています。(今の時代、この3つに力を入れていない学校はおそらくないと思います。)
そんな中で、どこに注目すれば学校の特色を見抜くことが出来るだろうか? というテーマを記事にします。
その中でも、今回は説明会の中頃で流されるムービーに着目します。
最近の説明会では、生徒の学校生活の様子を編集した動画が流されることが多いです、
教室での風景、部活動、文化祭運動会、日常の何気ない風景。など……
説明会におけるムービーは、気を抜いてみている方が多いかもしれません。こんな編集された動画からでは、実際の雰囲気なんて伝わらないと思うでしょうか?
でも、ひと工夫すれば学校の雰囲気を読み取るカギになり得ます。
注目したいポイントは、他の学校では流されないような珍しいシーンです。
若干ネガティブにとらえられかねないシーンと言い換えても良いでしょう。
例えば「生徒同士が休み時間にチャンバラをしている」や「ゴミ箱からゴミが溢れている」や「黒板に落書きがされている」などです。
いわゆる「お行儀のよい学校」をアピールするためには、必ずしも最適とは言えないであろうシーンにこそ注目したいのです。
なぜか。
説明会で流す動画は当然ですが編集されています。アピールしたいシーンだけをつなぎ合わせて作っています。
動画作成担当の職員が試案を作った後、当然学校の責任者がチェックを書けているはずです。
そこで、本当に不適切なシーンや外部に見せたくないシーンはカットされているはずです。
そのチェックを抜けて「これはうちの学校をアピールするために、皆様に是非見ていただきたい」というシーンをつなぎ合わせて一本の動画にしています。
その中に、例えば「雨の日に校庭で泥だらけで遊んでいるシーン」が入っていたらどうでしょう。
その学校の方針として「こういう行動は大歓迎!」というメッセージになります。やんちゃさも許容するような校風・教育方針なのかも?と想像できます。
こういう視点で見ると、学校説明会のムービーも楽しく見れます。
(昨年は算田もオンライン説明会を視聴したりしていました)
学校開催と比べるとどうしても情報量が少なくなってしまうオンライン説明会。
ひと工夫して、少しでも多くの情報を読み取りたいですよね。
もしよかったら参考にしてください!