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「確からしさ」は勉強しなくてよし!無視しよう!【日能研生へ注意喚起】【場合の数】

いくつかのテキストでは場合の数の単元で掲載されていることがある「確からしさ」についての注意喚起記事です。
移転前のアメブロの方で昨年掲載した記事を加筆修正して再掲します。

「確からしさ」とはつまり確率の問題で、昔は中学入試にも出題されていました。
しかし四谷の予習シリーズには全く載っていないですし、SAPIXのレギュラーテキストにも全く載っていません。(土特のテキストに一部残ってしまっているようです)
一方で日能研の本科教室にはまだ「確からしさ」の問題が残っていますし、確認テストにも普通に出題されています。

しかし!しかしこの確からしさは勉強する必要がないのです。

なぜか? 入試に出ないからです。
「出にくい」ではありません。「絶対に出ない」のです。

なぜ入試に出ないと言い切れるのかというと学習指導要領の関係などで、中学入試で出題出来る範囲から外れてしまったのです。
2021年度入試で、確からしさを出題している学校は、おそらく関東で1校もないと思います。(算田も全校確認できている訳ではないので、もし出題している学校があったという場合は情報提供いただけると助かります!)

中学入試は名目上「公立小学校で習う範囲から出る」となっています。開成の問題であっても桜蔭の問題であっても、一応は「学習指導要領の範囲内」から出題されることになっています。
小学校で習う速さの基本の応用だから、複雑な旅人算やダイヤグラムでも解けるよね!という理屈です。
(現実的には公立小学校の勉強だけで開成中学の算数を解くことはほぼ不可能ですが……)

ですので、中学入試で突然三角関数が出題されたり、三次方程式のグラフが出題されたりすることは絶対にありません。
小学校で習う範囲ではないからです。
同じ理屈で、「確からしさ」つまり確率の分野は、今は小学校で学習しないのです。

日能研の本科教室に掲載されているのは、昔の名残です。今は本科教室以外どの塾のテキストにも掲載されていません。
教える仕事をしている立場で見ると、そういえば昔はあったな……と懐かしさすら感じます。

では実際日能研の教室でどう運用されているかというと、先生がその問題は飛ばして教えている校舎もあれば、普通に解説している校舎もあるようです。
校舎によって取り扱いが異なっているようです。

算数の先生の間では、今は確からしさが出ないことは当然のことですが、知らずに勉強してしまっている生徒を見かけるので、改めてブログにしてみました。
とにかく日能研生は、今のうちに「確からしさ」の問題に大きくバツ印をつけて消しておきましょう!
確認テストでは出るかもしれませんが、その問題は入試では出ません! 勇気をもって無視しましょう!

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2023年度の生徒募集状況は満席となっております。
2024年2月以降の生徒も満席となっております。
大変申し訳ありません。

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