家庭教師であったり個別指導の先生が生徒に「怒る」という行為は無意味なのではないかと思っています。
集団指導ならまだしも、1:1の個別指導で怒りの感情をぶつけることに指導効果はありません。
例えば宿題をやってこなかったり、計算ミスが治らなかったり、文章を読み間違えたりする生徒がいたとします。
保護者の願いとしては、そうした状況を変えて欲しい、直してほしいということだと思います。
生徒の問題点を解決するためにどのようなアプローチを取れば良いだろうかと考えて実行していくのが私たち家庭教師の仕事です。
怒りの感情を見せることで問題が解決するなら私も怒ったふりをするのですが……それが有効な解決法となる場面はほとんどありません。
宿題をやってこないことであれば、出し方を変えるなど解決につながる方法は他にいくらでもありますし、怒ることは根本的解決に繋がりません。
持っている指導技術やオプションの幅が狭い指導者程、安易に「怒る」という行為に逃げがちです。
生徒を委縮させて良いことなんて一つもありません!
怒る前に解決方法を考えましょう!
基本的に授業は明るく! 気持ちが明るい時に教わった方が知識の吸収率が格段に高くなります。
問題の解決はツールや仕組みの工夫を中心に。
最短で生徒の成績を上げようと思ったら、怒っている暇はありません!