算数が得意な子には共通した特徴があります。(特に男子)
・字が雑。もはや暗号
・図を書かない。図を書いたら負けだと思っている
・計算は暗算でやるのが格好いいと思っている
・考え方が大体合っていれば答えが違っても満足してしまう
読者の方のお子様にも、当てはまる子はいませんでしょうか?
残念ながら、算数が得意な子・才能がある子はほとんどがこれらの特徴を持ち合わせています。
大人からするともどかしい限りです。
綺麗に式を書けば間違えないはずなのに! 字が読めなくて間違えている! 図を書けば解けそうなのに書いていない!
そしてもう一つの特徴として、大人の言うことを決して素直には聞きません。
彼らには彼らなりの理屈・持論があるので一般論的な説得では自説を曲げません。
かたくなに字は雑に書きますし、図は書きません。
さてこうした子はどうしたら良いのでしょうか?
強制的に矯正してしまっては良さが消えます。
角を矯めて牛を殺すことになっては本末転倒です。
ここで必要なのは「式や図を書かせること」ではなく「式や図を書いた方が便利だと思わせること」です。
外形的に式や図を書かせても意味はありません。
もともと頭が良くて才能がある子達です。「なるほどこれは便利である」と納得してくれれば、教わった図を自分なりにアレンジして使いこなしてくれます。
良い解法を伝えるだけではなく、それを実際に使いたくなるように誘導することまで含めて算数家庭教師です。
実際にどのように指導するのかは現場を見ていただかないと伝えきれませんが、どんなことを目指して授業しているのかだけでも知っていただけたら幸いです。