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その成績低下、本当にコロナのせい?原因は他にあるかも?

今年の3月~6月は本当にイレギュラーでした。
サピックスや早稲アカ、日能研などほとんどの大手塾の授業が一時的にオンライン化されました。

zoomを使ったオンライン授業にしろ、動画配信の授業にしろ、慣れなくて学習に身が入らなかった子もたくさんいるでしょう。
夏休みに入るこの時期にテストの成績が下がってしまい「休講期間に勉強できなかったから下がってしまった……」と嘆く声をよく聞きます。

しかしここで立ち止まって欲しいです!
その成績低下、本当にコロナのせいだけでしょうか?

休講がなくとも、この時期に成績が下がる子は毎年います。
本当にオンライン授業に適応できなかったことが原因なのか、それともそもそも学習についていけなくなったことが原因なのか。

一度冷静に考えてみてください。
その助けとなるようにブログを書きます。

4年生の場合

新4年生で入塾し、気が付いたらすぐに授業がオンライン化されてしまいました。
ペースがつかめず苦労されたと思います。

成績低下の原因として考えられる代表的なものをご紹介します。

規則性・等差数列の単元です。

サピックスでも早稲アカでも、4年生前期の最後の方で規則性の学習をします。これは、4年生の一つの鬼門となります。
ここまでは視覚的にイメージしやすい単元が続いていました。図形はもちろん、植木算も樹木のイメージで解けますし、和差算などは線分図を利用することで視覚化できます。

しかし規則性・等差数列という単元は、純粋に「数」のみを扱う単元です。具体的な物体は登場しません。
ここは4年生が最初に通る関門です。日常の事柄に付随した算数ではなく、純粋な数の世界の単元になります。

ここで引っ掛かることは当然と言えます。この壁をどう乗り越えたかが分かれ道です。苦労して意味を理解しようとしたか、公式の暗記で乗り切ったかです。
結論はいわずもがな、暗記だけで乗り切ってしまうと後々良くないことになります。

今後の受験勉強の成否を占うと思って、まずはこの規則性の単元をしっかり理解することを目指してください。

5年生の場合

あえてこの時期の5年生の課題を一言でまとめるとすれば「解法を使い分ける」です。
問題文の微妙な違いに応じて、どの解き方を使うのか選ぶ必要が出てきます。

これまでの学習では1つの問題につき解法はおおむね1つで、1:1対応のような学習でも乗り切れました。
しかし5年生の5~7月の学習内容は、一見よく似た問題でも全く異なる解法が要求されるようになります。

例えば場合の数、数字の描かれたカードを並び替えて3ケタの整数を作る問題一つとっても「2の倍数は何通り」「3の倍数」「5の倍数」「6の倍数」「カードに0がある場合とない場合」など細かに解き方が変化します。
容器に水と重りを入れる問題であれば「重りが全部沈む」「重りの上部が水面から出ている」「底まで沈めた重りを引き上げる」など、状況設定によって使う解法が変わります。

状況に応じて適切な解法を選択するという、今まではあまり必要なかった工程が加わっています。
ただでさえ覚える解法が増え、さらに解法選択という新しい作業が加わるため、ここで戸惑う子が見られます。

こうした根本の原因に気づかないまま「コロナのせいで勉強量が足りなかったな」で済ませてしまうことは非常に危険です。

6年生の場合

6年生で本格的に習う技術「2つの比を合わせて1つの比にする」がキーワードです。

簡単な例を出して説明します。
5年生までの速さと比の問題は「AさんとBさんの速さの比は3:2です。二人が同じ距離を進むときにかかる時間の比は何:何でしょうか? →2:3」のような形式でした。
これが6年生になると「AさんとBさんの速さの比は3:2です。Aさんは6㎞、Bさんは5㎞進みます。かかる時間の比は何:何でしょうか? →4:5」のようになります。

5年生までは距離・時間・速さのどれか一つが一定の状況がほとんどでしたが、6年生からは速さと距離のように2つの数値が比で与えられます。
この考え方は旅人算だけではなく、平面図形・売買損益・食塩水など多岐にわたる単元で必要になります。

サピックスや早稲アカでは、ちょうど休講期間にこの辺りの考え方を勉強するはずでした。
この部分への理解・対応が不十分だと、夏前ごろからじわじわと成績が下がります。

まとめ

単に勉強時間が減ったことが成績低下の原因ではなく、理解が不十分な知識があるのかもしれません。
その場合は勉強時間を増やしただけでは成績の復活は見込めません。
安易にコロナのせいにしてしまうのは危険です。
成績低下の本当の原因は何なのか、見極めるようにしましょう。

おまけ

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4・5・6年生が対象です。
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