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文章題苦手

文章題が苦手な子は逆に外国語の文章題でも解けてしまう?【摩訶不思議】

今回は興味深いテーマについてお話していきます。

文章題が苦手な子は、逆に外国語の文章題が解けてしまうのではないか? という説を検証していきます!

それではさっそく例題です

問題1(スペイン語)
Hay 28 manzanas. Dele a los 7 niños la misma cantidad de manzanas. ¿Cuántas manzanas puedo obtener por persona?

どうですか?答えられますか???

聞き方を変えましょう。

この状況で、何かを答えなければならないとしたら、何を答えますか?
回答欄の数字が合っていれば正解です。
勘で何か数字を書かなければならないとしたら、何を書くでしょうかか?

ヒントとしては、これは小学3~4年生の算数の問題です。

それでは正解を発表します。
日本語の文章を載せますね

問題1(日本語)
28個のリンゴがあります。このリンゴを7人の子供に同じ数ずつ配ります。ひとりあたり何個のリンゴをもらえますか。
もちろん正解は4です。

それでは第2問に行きましょう

問題2(タイ語)
ตอนนี้ฉันมีลูก 7 คน มอบแอปเปิ้ล 3 ลูกให้เด็กแต่ละคน คุณต้องการแอปเปิ้ลกี่ลูก

はい!何かひとつ答えてください!

さて、どう考えましょうか。
まさか読者の皆様がタイ語が読めるとは思っていません。(私もまったく読めません。google翻訳をコピペしただけです!)

しかしかろうじて読める文字が2文字だけありますね。「7」と「3」です。数字は読めます。
この二つのヒントから答えを導き出すしかありません。

問題1と同様の文章だと仮定すれば 7÷3=7/3 という可能性も考えられます。
でも、なんだか違う気がしませんか? 7と3という数字で、割り算の文章題ってあまりないですよね。
もっとも自然なのは

7×3=21 の21だと思いませんか?

きちんと統計を取ったわけではありませんが、算数の問題で問題文中に登場する数字が「7」と「3」であれば、前後の文脈に関係なく80パーセントくらいの確率で答えは21になる気がします。

ちなみにgoogle翻訳に入れた文章は
今ここに7人の子供がいます。この子供たちにひとりあたり3個ずつリンゴを配ります。リンゴは全部で何個必要ですか。
です。翻訳が正しいかどうかは確かめようがありません。タイ語が読める読者の方がいらっしゃいましたら教えてください!

さて、ここからが本題です。
文章題が苦手な小学生は、日本語の文章でコレをやってしまっていることがあります。
つまり前後の日本語で書かれた文章を完全に読み飛ばし、2種類の数字から最も確率が高そうな答えを勘で書いているのです。

以前のこちらの記事でも指摘しています。

この読み方は、文章を読み取る力が弱いお子様が、無理に算数の問題を解こうとして登場する裏技みたいなものです。非常に悪い兆候です。
普段から数字の組み合わせから勘で解いている子は、日本語の問題でも未知の外国語の問題でも正答率があまり変わらないかもしれません。
その意味で、タイトルの「文章題が苦手な子は逆に外国語の文章題でも解けてしまう?」になるわけです。日本語の時も意味をあまり理解していないので、外国語になってもあまり正解率が落ちないのではないかという説です。
当然、本質の理解をしているわけではないので、次のような問題を間違えてしまいます。

問題3(エスペラント語)
Mi manĝas 28 pomojn ĉiutage. Kiom da pomoj vi manĝos entute 14 tagojn?

この問題に「2」と書いて誤答します。
日本語の文章を載せておきます。
問題3(日本語)
一日28個のリンゴを食べます。14日間で合計何個のリンゴを食べますか。

答えは392個です。
エスペラント語の場合はともかく、日本語でこの問題が出題された際にも、何の疑いもなく「2」と回答する4年生の子は実際にいます。
この仕事をしているとそれほど珍しいという訳でもなく、「たまに見かける」というくらいです。

このように「いかにも割りたくなる数字の組み合わせ」が出ると、いとも簡単に間違えてしまいます。

これは最もやってはいけない学習方法です。
言葉を理解する力がまだついていない状態で、算数の文章題を無理に解かせることは厳に慎むべきです。

小学校低学年の子ですと、算数の文章題のような「事実を簡潔に説明した文章」に触れた回数が少なく、慣れていません。
どのように読み解いていけばいいのか、基礎から教えてあげる必要があります。

算数指導なのに、国語のようなことをやっていると思われるかもしれません。
(ちなみにプロの国語講師がやっている指導はもっと別次元のものです。ちゃんとした国語の先生はすごいです。算数の文章読解の指導と国語の読解の指導は似て非なるものだと思っています。
実は私も過去に何度か国語の指導をしたこともありますが、自分には算数と同じレベルでの指導は難しいです。問題が解けることと教えられることは別です)

文章題が苦手な小3~4の子に、無策に問題をたくさんやらせてもまったく意味がありません。
少し大げさに言えば、タイ語の問題を大量に解かされているのと同じ気持ちになります。学ぶ意識も成長の実感もなく、ただ辛いだけの時間です。
役に立たない特殊な法則をたくさん発見して終わりです。
「人が乗るバスに乗る問題だったら割り算だ」「配るって書いてあったら掛け算だ」のようなごく一部の問題でしか成り立たない変な法則を発見して乗り切ろうとしてしまいます。

このような子は放っておくと中学受験はおろか、小学校の授業も理解しにくくなってきます。そうするとどんどん生活しづらくなります。
最低限の文章題を読み解く力はつけておかないと、際限なく落ちこぼれてしまいます。

もしかすると皆様のお子様がこの状態に陥っていないか、注意深く見てあげてください。

保護者による指導に限界を感じている場合には、早めにプロの指導者を探すことをお勧めします。
小4から家庭教師や個別指導というと早いというのが通説ですが、こういったケースでは手遅れになる前に対処したほうが良いです。
記事は以上です。

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