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文章題苦手

「字をきれいに書きなさい」では効果がないことと、カップ麺の「フタの上で温めてください」表記の共通点!

「文章をよく読みなさい」「ミスに気をつけなさい」「字をきれいに書きなさい。」
中学受験生に対してよく言われる注意おそらくベスト3です。
そして、全く効果のない声かけベスト3でもあります。

これらの指示・注意が効果を生みにくい理由とと、カップラーメンのスープ小袋に記載されている「フタの上で温めてください」という表記の関連について考察していきます。

フタの上で温めてください

あの表記は、「スープを温めてください」と言いたいのではなく、実は「食べる直前に入れてください」という事を言いたいのではないか? 思っています。
カップラーメンのスープは、お湯を入れる前に投入する「先入れ」と、お湯を入れて数分待ち、食べる直前に入れる「後入れ」に分かれます。

そのスープが後入れであることをどのように伝えれば良いでしょうか。
「後に入れてください」では、「入れてください」だけ読んで先に入れてしまうかもしれません。
「先に入れないでください」のような否定文は誤読が多発します。
「お湯を入れてから食べる直前に入れてください」では、文章が長くて読まない人が続出するでしょう。

色々考えた末に編み出されたのが「フタの上で温めてください」なのではないかと思うのです。
フタの上で温めれば、必然的に食べる直前に入れることになります。

「食べる直前に入れろ」という行動をさせるための指示としての最適解が「フタの上で温めろ」だったのではないかと思うのです。
(算田の勝手な推測ですので、実際は違うかもしれません💦)

受験生への指示

例えば、字をきれいに書かせたいなら「きれいに書きなさい」では効果がありません。「きれい」とは何なのか、指示が抽象的だからです。
様々な言い方を試してみましたが、今のところ最も効果を上げている声がけは「線を全部止めで書きなさい」です。
線の書き終わりを全部「止め」で書くだけで、見た目には「きれいな字」になる事が多いです。
きたない字は、線の書き終わりがシュッと払われていることが多いです。線が流れてしまうと見た目が悪くなります。

このように、やって欲しい行動があったとして、それを直接指示しても上手くいかないことがあります。
そんな時に「どのような言い方・伝え方をしたら指導者の想定する行動を取ってもらえるか?」という視点で考えることが、指導の上では意外と大切だったりします。

正しいことを言っておしまいではちょっと無責任です。
相手は小学生ですから、実際に行動を変えるところまで含めて、家庭教師の仕事の内だと思っています。

「文章を良く読みなさい」や「計算ミスに気を付けて」と言いたい時に、何を指示すればいいのか?
これはまた別の記事で解説したいと思います。

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