私が考える、三流の講師と一流の講師について少しお話します。
三流の講師
三流の講師は授業を売ります。
とりあえずそつなく授業をして、解説します。
棘のある言い方にはなりますが「労働者」です。生活のために講師職をしています。
二流の講師
二流の講師は成績を上げます。
家庭教師であれば、メインで通っている塾の成績を上げて、クラスアップさせます。
これができるとご家庭から感謝してもらえます。
途中で生徒が辞めることもなくなり、授業依頼の多い先生として扱われます。
一流の講師
一流の講師は合格させます。
最終的な入試の合格に向けて綿密に計画を立てます。
基礎を積み上げ、入試が近くなれば志望校の傾向に合わせて最も必要なことを的確に指導します。
超一流の講師
超一流の講師は将来につながる学びを与えます。
入試に合格させることはもちろんです。
論理的に考える力や、困難な問題を解決するための思考法など、実社会で役立つ技術を受験を通じて伝えます。
ここのレベルにいる先生たちは、人間の本質的な「頭の良さ」を鍛えることが入試の合格にもつながると信じている先生です。
私が思う三流二流一流超一流はこんなところです。
自分自身は超一流でありたいと思っていますが、なかなかそこまでの自信は持てません。
せめて一流ではありたいと思っています。
ここでいう所の二流の講師と一流の講師を、保護者の方が見分けるにはどうしたらよいのでしょうか。
これは非常に難しいです。ご家庭から見ると、表面上は同じに見えるからです。
二流の講師は短期的な成績向上にばかり目が行き、短期的なテスト対策やテクニック指導に傾いてしまうきらいがあります。
半面、長期的な計画や合格を見据えた基礎固めなどをおろそかにする傾向があります。
一流の講師は、常に目線が入試の合格に向いています。
たとえ一週間後のテストで点数が伸び悩むとしても、確固たる意志をもって数か月後に急成長させるための仕掛けを作っていきます。
ここの見分けは、実際に見て判断するしかありません。
いままで算田数太郎ブログでは、必ず何かしら解決策を提示するようにしてきました。
問題提起だけして投げっぱなしのブログでは読む意味がないと思っているからです。
しかしこれは、実際に先生を見て判断するしかありません。お子様との相性もあります。他の方にとってはいい先生でも、自分の子供に合わなければ良くない先生です。
この業界にいる身から一つだけ言うとすれば、口達者な方にだまされないようにしましょう。
肩書や口ぶりがカリスマのように見えるだけで張子の虎ということもあります。
一度しかない中学受験、悔いのなきよう万全でお迎えください。
皆様が信頼できる先生と出会えることを願っております。
このブログやメールでの相談が皆様のお役に立てればうれしく思います。
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sandasuutarou3.14@gmail.com