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勉強法・指導法 指導法

子供の認知の特性について。視覚優位・聴覚優位・言語優位

子供にはそれぞれ個性があります。
物事を認知する際に、どのような形から情報を受け取りやすいかという点にも子供それぞれ特性があると思います。
指導の実感から常々思う所です。

今回はちょっと込み入った内容を語っていきます。
(※移転前の算田ブログに書いた内容の再投稿記事です)

現場の実感として視覚優位・聴覚優位・言語優位の3つに分けられると感じています。

視覚優位図や画像で物事をとらえるのが得意。

聴覚優位は他人の口頭での説明をとらえるのが得意。

言語優位は文字になった文章から情報を読み取るのが得意。

です。私は心理の専門家ではないので、そちらの畑の方から見ると不十分な点もあるかもしれません。
3つではなくもっと細かく分ける方式があるとも聞き及んでいます。

あくまで中学受験の一講師から見た印象ということでご笑納いただければと思います。
それぞれの特性のお子様の特徴と、どのように接すると理解してもらいやすいかを書いていきます。

  1. 聴覚優位
    耳で言葉を聞いて理解することが得意です。このタイプのお子様は、現在の学校や塾の指導スタイルに最も合致しています。学校でも塾でも、基本は「先生が口頭で説明する」という教育が主流です。会話や講義を通じて情報を理解するのが得意なので、授業が大好きです。

    反対に、教科書の解説文を読んで自学自習するというスタイルは苦手です。同じ内容だとしても、先生が読み上げてくれると理解しやすくなります。

    基本的に「先生」という職業の人は話好き・説明したがりな人が多いです。講師の大多数と相性が良いので、どのような先生とも基本的にうまくやっていけるでしょう。

  2. 言語優位
    文字になった文章を読んで理解することが得意です。
    同じ内容だとしても、人が話した言葉を耳で聞いて理解するのは得意ではありません。

    このタイプのお子様は、一人で文章を読んで勉強するのが好きです。
    学校や塾の授業中に、先生の説明を無視して一人で黙々と教科書を先まで読んでしまうタイプです。

    このタイプの子は、学校や塾の講義を通じて情報を理解するのは苦手です。
    その一方で、教科書の文章を読んで勉強することは得意なので、本人のやる気や環境によっては大きな力を発揮します。

    欠点としては、1:1の個別指導では先生と合わないケースが起きてきます。口頭での説明を基本とする先生が多いですから。
    本来こうしたタイプのお子様には、できるだけノートに文字で書いてあげることが大切です。

    重要なポイントだけではなく、論理が複雑な説明をする際には、文章化して整理してあげると理解しやすくなります。
    子供の特性を見極めて、その子に合わせた指導スタイルをとれる先生ならば大丈夫です。

    また、口頭での説明をする際には、一つ説明したら少し間を空けてあげることが必要です。

    耳で聞いた言葉を、そのままダイレクトには理解しづらいタイプです。
    そのため一度聞いた言葉を、頭の中で反芻して、あたかも文字情報かのように変換してから理解します。
    その変換のための時間をとってあげることが必要になります。
    (ここで「待つ」ができなくて先に進んでしまう先生のいかに多いことか……)

  3. 視覚優位
    このタイプは、物事を図やイメージでとらえます。実際に見ることのできるモノに対して非常に強みを発揮します。

    このタイプの子は、こと「受験勉強」については圧倒的に不利なのです。
    他の業界でしたら才能となることもある特性なのですが、受験勉強をする上では苦労が予想されます。

    まず言葉にしても文章にしても、抽象的な論理を理解するのが苦手です。実際に見ることができない、概念上だけの勉強が非常に苦手です。

    例をあげると、「全体を①とおく」という考え方であったり、数の性質であったり、場合の数の順列組み合わせのような単元が該当します。
    「A,A,A,B,B,Cの6つのカードを1列に並べる並べ方は何通りですか」
    と言われても、何をやっているのか視覚的にはイメージしづらいでしょう。

    実際には見ることは出来ないけれども、全部で60通りあるということを計算と論理から理解しないといけません。
    そうしたことが非常に苦手です。

    このタイプは、現在の教育システムと非常に相性が悪いです。
    授業の説明は大部分が口頭、残りは教科書の文章でなされています。
    最近はテキストに図や写真も増えましたが、まだまだ少ないです。
    そうすると、先生の説明を聞いてもよく頭に入らない。解説の文章を読んでも理解しづらい。となってしまいます。

    このタイプのお子様を指導する機会をいただくと、決まって同じ印象を持ちます。
    それは「この子は頭の回転は速いはずなのに、なぜかテストの成績は低い」です。
    本来の能力が発揮できていないのです。塾や学校の指導スタイルに合わないばかりに、不当に成績が低くなっています。
    少数派の悲しい所です。システムは常に多数派に合わせて設計されています。
    視覚優位の子の指導は難しいですが、きちんと技術と経験をもって行えば伸ばすことができます。

    そのためには、見えないものをイメージ化できるように説明することができる先生に習うことが必須条件です
    適当な家庭教師や個別指導に習っていてはほとんど効果が出ないでしょう。

    特に算数は見えないものを扱うことが多い教科です。これを視覚化できる形で説明するのは非常に骨の折れる作業ですが、最もやりがいを感じる指導でもあります。(できる先生が少ないので)
     

中学受験とは、まだ成長の途上段階の子供に高度な勉強を教えるという点に特殊性があります。
それに従事する先生は、それぞれの科目の専門家であるだけではなく、子供に合わせた指導・接し方ができるかどうかというのも良い先生の要素でしょう。

このテーマは語ると止まらなくなります。長くなりましたが、今日はこの辺りで。

記事はここまでです。

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