5年生の中学受験生に向けて記事を書きます。
SAPIXや日能研では5年生の夏前の時期に割合を学習します。
割合の単元が、何よりも何よりも大切だ!という事を力説するための記事です。
6年生になって「算数が苦手だ」と言う子の原因
6年生になって「算数が苦手だ」という子の原因・きっかけで最も多いのは、割合でのつまずきです。
割合の考え方を使う単元は「割合」以外にも「食塩水」「売買損益」「相当算」「年齢算」など多岐にわたります。
割合が分からなくなると、これらの単元も同時に苦手になってしまうため、影響が大きいのです。
加えて、割合は「比」とも関連します。割合を苦手としてしまうと、その後の比でも苦労することになります。
割合を最初に学習する際に得意にできるか苦手にしてしまうかは大きな分かれ道です。
根本からの理解を
割合は根本から理解することが大事です。
他の単元でも大事ですが、割合は特にそうです。
間違っても「くらべる数ともとにする数を割り算して~」のような解法暗記に走らないでください!
割合とは何なのか。なぜ「割合」という考え方が日常で使われているのか。
実感として理解できるように目指しましょう。
親御様から、日常の話と結びつけて説明してあげられると良いと思います。
割合とは何かを算田なりに解説した記事のリンクの載せておきます。参考になれば!
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既に苦手になりかけている場合はどうする?
サピや日能研の場合
サピや日能研のように現在学習中のカリキュラムの場合は、今だけは算数に最大のエネルギーを投入してください!
ここを逃してしまうと後から対処するのは大変になります。
たとえ他教科の勉強が減ったとしても、割合を学習中の期間だけは算数最優先にすることをおすすめします。
早稲アカや四谷の場合
早稲アカや四谷のように、すでに学習済みのカリキュラムの場合は、出来るだけ早期に割合の復習をする必要があります。
といっても、予習シリーズの場合、5年上の最後の方(第17回~19回)の難易度は非常に高いです。
ここの学習と並行して他単元のフォローまで行うというのは現実的ではないでしょう。
となると、割合の復習に充てるタイミングは夏休みという事になります。
夏期講習の中で、割合の復習を行う回があるはずですので、そこの復習に全力を注いでください。
他の単元(平面図形や場合の数など)は、最悪後からでもなんとかなります。割合です。まずは割合を何とかしましょう。
そしてお盆休みなど少しまとまった休みが取れる機会がありましたら、ここも割合の勉強に多めに時間を取ると良いです。
割合に苦手意識がある場合は、夏休みの間に少しでも対処しておきましょう。
割合です。割合が大事です。とにかく割合です!