算田の母校である麻布中学の紹介記事第三弾です。
今回のテーマは「麻布の常識は世間の非常識」です。
自由な校風と言われることの多い麻布中学ですが、その自由さのあまり、世間一般の常識から外れてしまうことがあります。
今回は、算田が麻布中学・高校在学中に思っていた常識と、世間一般とのズレの事例をご紹介します。
「早弁の禁止」について
皆さまは「早弁」という単語を聞いたことがありますでしょうか。
早いの早と、弁当の弁を組み合わせた単語です。
学校によっては「早弁」を禁止しているところがあるそうなのです。
それを聞いたときの算田は
「まぁさすがに授業中に弁当を食べるのはダメだよな。食べるなら隠れて食べなきゃ」
と思ったのを憶えています。
しかし「早弁」とは、授業中に弁当を食べることではなく、昼休みよりも前に弁当を食べる事全般を指す言葉だったのだそうです。
つまり、授業中に弁当を食べる行為を禁じているのではなく、授業と授業の間の10分休みにも弁当を食べてはいけないという意味なのだそうです。
「え、休み時間にも弁当食べちゃいけないの!? みんな普通に10分休みに弁当食べてるよ!?」
と衝撃的でした。
育ち盛りの中学生・高校生はお昼休みまでおなかがもちません。
間の10分休みで弁当は食べきってしまい、昼休みには購買でパンなどを買って追加で食べる。というようなことが普通に行われていました。
休み時間に弁当を食べることまで禁止されているとは……と信じられない思いでした。
件の「早弁禁止」の学校に通っていた友人にこの話をしたところ「授業中に弁当を食べるのは禁止とかそれ以前の問題でしょ!」と言われてしまいました。
ごもっともです。
コンビニに行ってはいけない
学校によっては校則で「コンビニに立ち寄ってはいけない」という所があるそうです。
この校則を耳にした時には「え、さすがに授業中にコンビニに行くのはダメでしょ」と思ったのを憶えています。
その学校の校則の本当の意味は、昼休みに校外に出てコンビニで買い物をしてはいけないという意味でした。
例によって例のごとく、休み時間にコンビニに行くことがまさか禁止されているとは思わず「え、なんでダメなの?」と本気で不思議に思ったのを憶えています。
大人になった今なら、休み時間にコンビニに行っていい学校の方が小数派なのは分かります。
ただ当時麻布生の常識としては、休み時間にコンビニに行く事は問題ない。と思っていました。
通称「上サン」と呼ばれていたサンクスでカップラーメンを買い、お湯を入れてこぼさないようにそろりそろりと歩きながら学校へ帰る生徒は普通に居ました。
今でもOKかどうかは分かりませんが、当時はいけない事だという認識が全くありませんでした。
自由な校風とは
麻布中学・高校にはほとんど校則がありません。(明文化されていない3つの校則については記事下のリンクからどうぞ)
ここからは算田の私見ですが、麻布中学・高校には、生徒をお行儀よく管理しようという発想が一切ないように思います。
行動を縛らなくても、本当にヤバいことはしないだろうという生徒への信頼があるのだと思います。
日本でも有数の難度を誇る入試を突破した子供たちなので、その辺りの思考力は信頼しているのでしょう。
もしもお子様の志望校を麻布中学にするならば、この辺りの校風・教育方針は理解しておくことをお勧めします。
決してお行儀のよい生徒を育てる学校でもないですし、受験指導をバリバリに行う訳でもないです。
でも、良い学校だと思います。
麻布の3つしかない校則はこちら
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