算田の母校である麻布中学・高校を紹介します。
今回は、麻布にある3つの校則について書いていきます。
一般に麻布中学というと「自由な校風」と言われています。
校則がないと思われていますが、3つの校則があると言われています。
「言われている」というのは、校則が明文化されておらず、先輩から言い伝えで下級生に伝承されているからです。
(算田が当時の記憶で書いているため、一部不正確な部分や現在は変わっている部分もあるかもしれません。ご了承ください!)
明文化されていない3つの校則とは何なのか、紹介していきます。
鉄下駄で学校に来るな
校則その1は、鉄下駄を履いて学校に来てはならない。です。
いきなり「ハァ!?」と思われた方もいるでしょう。
鉄下駄とは鉄製の下駄です。これを履いて学校に来てはいけません。
今では鉄下駄など見たこともありませんが、「空手バカ一代」という漫画が流行った時期に、漫画の登場人物の真似をして鉄製の下駄で学校に来た生徒がいたと聞いています。
禁止の理由は「音がうるさいから説」と「廊下が傷つくから説」がありますが(おそらくその両方が理由)、とにかく鉄製の下駄を履いて登校することは禁止されています。
普通の学校であればわざわざ校則で禁止するまでもないことが校則になっている辺りが麻布らしいですね。
学校内でマージャンをするな
2つめの校則として、「学内での麻雀禁止」がありました。
先に宣言しておきますと、3つの校則の中では唯一まともな校則です。
禁止の理由はとして私が聞いたのは「牌をかき混ぜる音がうるさいから」でした。
賭け事につながるからという理由ではなかったはずです。(この辺りは言い伝えなので変化しているかもしれません)
ただ実際にはカード麻雀も禁止されていました。
カードならば音がしないから良いのかと思いましたが、どうやら麻雀は全面的に禁止のようです。
学校宛てに出前を取るな
3つ目の校則は「麻布高校宛てに出前を取ってはならない」でした。
禁止の理由は「麻布高校まで」で出前を取ってしまうと、出前の人が学校の事務室に行ってしまいます。
すると事務室がお金を建て替えることになってしまい、それは良くないということで禁止されたそうです。
私が在学していた当時の言い伝えでは「麻布高校の校門前まで」であればOKという伝説がありましたが、実行した者がおらず確認できていません。
今はUberなどが普及したので、実行している生徒がいるかも!? 在学生の方、情報ありましたら教えてください 笑
校則が3つしかないことのデメリット
校則が3つしかないことによる最大のデメリットを紹介します。
それは「校則を破る」が出来ないことです。
中高時代にしか出来ない青春の一コマと言えば「校則を破る」だと個人的に思っているのですが、破るべき校則が3つしかないので破りにくいのです。
今の時代鉄下駄を履いて登校するバカはいませんし、学校に出前を取るのも高校生にはお金がないので難しいです。
すると現実的には、麻雀をするしかなくなります。
校則を破って悪ぶりたい麻布生は麻雀をするしか手段が残されていません。
なので校則を破りたい生徒は消去法で麻雀をしていました。
学内でのカード麻雀がバレて部活動を一定期間停止にされた生徒などは何度か見たことがあります。
逆に言えばそれ以外はOK
麻布には鉄下駄と出前という非現実的な校則が2つと、唯一機能している校則である麻雀禁止の3つしか校則がありません。
逆に言えば、それ以外は校則では禁じられていないということです。
茶髪や金髪もOKですし、コンビニに立ち寄ることもOKでした。
(多くの高校では休み時間に学外のコンビニに行ってはいけないことを、算田は卒業してから初めて知りました。)
自由な校風で、その裏返しとしての自己責任の精神が根付いている学校です。
合う・合わないが大きい校風だと思いますが、こうしたエピソードに憧れを感じてくれる子は是非目指してみてください。