早稲田アカデミーや四谷大塚、また四谷の準拠塾にお通いの5年生は、現在「平面図形と比」を学習していることかと思います。
一部の塾では夏期講習中に比に関する単元を先取りしていたこともあるようですが、週テストの進度に従えば今は平面図形と比の単元です。
ここは非常に重たい単元です。
直前の第1回・2回で学習した「比」の考え方を、間髪おかずに図形と複合させて使わなければならないのです。
まず1回・2回の比が理解できている上に、更に図形特有の頭の使い方を学習しなければならないのです。
平面図形と比の単元は、問題の難度が上がっています。1週間の勉強で全てを理解しようとするのは難しいです。
1回目の勉強で完璧を目指すのは大変です。
そこで活用したいのが、第5回の総合回です。
ここの総合回を利用して、図形と比の応用問題をもう一度勉強する時間に充てたいのです。
週テストを受けられているご家庭であればテストでバツが付いた問題を中心に復習しましょう。
そうでない場合は予習シリーズや演習問題集を解く中で理解できなかった問題を、第5回のタイミングでもう一度勉強しておきましょう。
平面図形と比に関しては、根本の考え方を理解して問題の解き方を覚えただけではテストで点が取れるようにならないです。
ある程度の問題量に触れて図形を画像パターンとして認識できるようにならないと本番のテストではマルになりません。
5年下の最初の5週の授業は、今後の算数の得意不得意を占うといっても過言ではない重要単元です。
第1回~4回のどこを復習する?
第5回の総合回や10月19~22の連休を利用してどの単元を復習すべきか、おおまかな方針の立て方を書いていきます。
第1回~4回全て苦手
第1回・2回の「比」に60%の時間を使い、3回・4回の「平面図形と比」に40%の時間を使う感じをおすすめします。
「比(1)」と「比(2)」は、この次に出てくる「速さと比」でも必須となる考え方なので、ここを苦手なままにしておくことは致命傷になりかねません。
何としてでも、他教科の勉強時間を使ってでも、この第1回・第2回の比の基本だけは何とか理解するように頑張ってください。
平面図形と比に関しては、予習シリーズで言うところの「基本問題」まで何とかなっていればまずは大丈夫です。
第3回~4回の平面図形と比が苦手
第1回2回はまぁまぁできていて、3回と4回の平面図形と比の方は基本問題は解けるが練習問題だと苦労することもある。くらいの子を想定して書いてみます。
この場合は、第1回・2回の「比」に30%くらいの時間を使い、3回・4回の「平面図形と比」に70%くらいの時間を使う感じをおすすめします。
平面図形と比に関しては、基本形や根本の考え方が分かった後である程度の慣れが必要になります。
応用問題として出されるような問題の着眼ポイントなどを演習を通じて習得することが高得点への道です。
間違えた問題は同じものをもう一度解いても十分勉強になります。暗記ばかりの算数学習は良くありませんが、図形に関してはある程度の慣れが必要です。
まとめ
予習シリーズの5年下冒頭は、物凄く大事です。今後の算数の得意不得意を決定づけるといっても過言ではありません。
算田が新6年生で算数が苦手な子を新しく家庭教師として指導する際には、必ずと言って良いほどこのあたりの単元を苦手としています。
ここが正念場だと思って、この連休は勉強に力を入れてみてください。