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指導法

読み間違いを防ぐコツ 間違えやすいポイントが分かっていないと、注意することすら難しい!

問題文を読み間違えてバツになってしまう経験、皆様よくあるのではないでしょうか。
文章に書いてあることと異なる理解をしてしまい、惜しい失点をしてしまった。
あぁ、ちゃんと読めていれば正解できていたのに……もったいない……

どのご家庭でも一度は経験あると思います。
大人から見ると「なんでそんなところで読み間違えてしまうのか!?」と思いますが、思い込みと言うのは怖いもので、いくら注意しても気づけなくなってしまいます。

今回はそんな思い込みと読み間違いについてお話します。
テーマは「どこが間違えやすいポイントか知っていないと、注意することすらできない」です。

ミスの事例として、ちょっと算田の失敗談を聞いてください。
先日、自販機でスポーツドリンクのアクエリアスを買いました。
特に考えずにボタンを押したのですが、飲んでみてビックリ。なんと、炭酸入りのアクエリアスだったのです!

まさか炭酸バージョンが発売されているとは知らず……何も考えず「あぁ、缶のアクエリアスだ。これにしよう」と決めてしまいました。
炭酸版が存在することを知っていたら、買う前に確認したのに……
アクエリアスは全て同じものだと思い込み、パッケージの「アクエリアス」の文字だけを見て、それ以上考えずにボタンを押してしまいました。(仕方ないので苦手な炭酸を泣きながら飲みました笑)
ちなみに、水を買う際には普通の水か炭酸水か、必ず確認するようにしています。以前に何度か、水を買ったつもりが炭酸水だった!あちゃー! という経験があるからです。

さて、これは中学受験にも同じことが言えます。

例えば旅人算の問題で
Aさんは分速40m、Bさんは分速60mで歩きます。AとBは同じ場所から同じ方向に向かって歩きます。Aが出発してから5分後にBが出発しました。さて、BがAに追いつくのは・・・

この次に続く文章は、主に次の2通りが考えられます。
①Aが出発してから何分後ですか
②Bが出発してから何分後ですか

②であれば答えは10分後ですが、①であれば答えは15分です。
問題が①の時にも10分と答えてしまう生徒は非常に多いです。

さて、生徒の性格によっては注意力散漫というか、こうした細かい所に注目するのが苦手なタイプの子も居ます。
そうした子はミスを減らすことが出来ないのかと言うと、そうではないと考えています。
注意力を補うのは「経験」です。過去に経験して、失敗しやすいポイントだと認識できれば、そこだけ毎回気を付けるようになります。

今回の例で言えば「旅人算の~分後ですか?の問題の時は、誰が出発してからの時間を聞いているのかを確認しなくては!」と言うように経験が蓄積されていれば、不注意な子でも気づきやすくなります。

まとめると、不注意な子が読み間違いを防止するためのカギは経験です。
読み間違いを経験し、そこから恐怖感を感じることが重要です。「こういう所でミスしやすいから気を付けなくては!」と脳に深く刻み込みます。
5年生や6年生の前期は、まだこの「間違えた経験」を積んでいる段階です。この時期にミスが頻発することは、ある程度仕方ないと割り切りましょう。

では、どのようにすれば間違えた経験を蓄積することが出来るのか。
間違えを経験しても、間違えたこと自体をすぐに忘れてしまっては意味がありません。ミスしやすいポイントは、頭にしっかり刻み込みたいところです。
次回のブログでは、ミスしやすい箇所の経験・情報を強く印象付けるにはどうしたら良いか? というテーマでお話します。

良ければ次回も是非ご覧ください!

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