各塾の最上位コースに行くための必要条件のようなテーマでお話していきます。
例えばサピックスのαコースというと、超天才で才能に溢れる子だけが入れる特別なクラスだというイメージはないでしょうか?
αコース在籍の生徒を多数見てきた経験からすると、必ずしもそうではありません。
いわゆる「コツコツ勉強型」の子もたくさんいます。
授業で解説された問題は必ず解きなおして覚え、宿題はすべてこなすタイプの生徒です。
本当にまじめに淡々と勉強して、各回の問題を確実に解けるようにすることで成長を積み重ねるタイプです。
ただタイトルにも書いた通り、テキストの問題を単純に覚えるだけで最上位コースに在籍し続けられるのは、5年生くらいまでではないかと思います。
6年生になり時間が経つにつれて、単純にテキストの問題を覚えるだけでは太刀打ちできなくなってきます。
いわゆる「勘の良さ」が必要になります。
勘の良さとはつまり「少ない手がかりから過去の類似事例を想起する能力」だと算田は考えています。
言い換えると、初見の問題を見た際に今まで解いた問題の中から素早く類題を思い出す能力です。
テキストの問題を覚えるのが記憶力だとすると、勘の良さとは思いだし力です。
思い出すとは、頭の中から記憶を探し出して取り出す力です。
記憶力が倉庫にしまっておける物の容量だとすると、思い出し力は倉庫から物を取り出すまでのスピードです。
さて、類題を思い出す力がクラスアップに必要なことをここまで説明してきましたが、この力はどのようにすれば鍛えることが出来るのでしょうか?
続きは明日の記事で書きます。
今日はここまで。また明日お待ちしています!