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塾業界・家庭教師業界

「親は勉強を教えないでください」と言われた。教えちゃダメなの?【そんなことはない!】

塾や家庭教師によっては「お父さんお母さんは勉強を教えないでください。私たちに任せてください」
と言うことがあるようです。

その理由は主に次のようなものだと思います。
①塾と違う解き方で教えてしまうと子供が混乱する
②家庭内で教えるとケンカの元となる

さて、実際の所どうなのでしょうか。
これは先生によって考え方が分かれるところなので、あくまで「算田数太郎はこう思う」という一意見としてお聞きください。

結論から言うと、算田は家庭内で保護者が算数を教えることに大賛成です。
教えられるのであれば、是非教えてあげてください。

可能なら保護者も教えた方が良い理由

家庭教師が関われる時間は限られているからです。
家庭教師は多くの場合周1回120分程度の指導時間しかありません。
家庭内で最も多くの時間を一緒に過ごす保護者の方が教えることが出来るのなら、それは効果的です。

もちろん単元の根本的な考え方や、難問の特別な解き方はプロに任せる方が良いです。
しかし比較的簡単な内容(㎢と㎡の換算や、等差数列の和の公式など)をお子様が忘れてしまっている場合は、家庭内でその場で保護者の方が教えて上げられればその方が効率的です。

では、先にあげたデメリットは大丈夫なのでしょうか?つまり
①塾と違う解き方で教えてしまうと子供が混乱する
②家庭内で教えるとケンカの元となる
の二つの心配です。

さて、この場合はメリットとデメリットの比較衡量になります。つまり、家庭内で保護者が指導することによるメリットとデメリットのどちらが大きいか? という点で判断します。
確かに教え方が混乱してしまう心配はあります。
しかし多少混乱が起きたとしても、家庭内という長い時間を有効活用できるメリットの方が大きいと算田は考えています。

家庭内で算数を教えようとする保護者の方(お父様に多いです)は熱心な方が多く、私たち家庭教師に「この問題の教え方はこの方法で良いのでしょうか?」のように聞いてくださることが多いです。
すると保護者向けに指導のポイントをお伝えすることが出来ます。
ご家庭と家庭教師が連携することで、解き方が混乱する危険性を減らせます。

せっかく家庭内に算数を理解できる保護者がいるのに、それを活用しない理由はないと思います。

教えられなくても大丈夫

さてここまで書くと「やっぱり親も教えないといけないのかしら……」と思われるかもしれません。でもそうではありません。
保護者の方が算数はあまり得意でないなら、塾や家庭教師に任せて大丈夫です。解き方の技術的なことであれば塾や家庭教師で対応可能です。

受験サポートの形は指導だけではありません。
勉強スケジュールの管理もそうですし、例えば暗記の勉強を子供と一緒に覚えて勉強することも大きなサポートです。お父様お母様と一緒に覚えればやる気も出ます。

子を想う親の気持ちは何よりも大きいです。
保護者・生徒・家庭教師の三者一体となって合格に向かって一緒に走りたいと思います。

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