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正しい解説をしてもお子様が理解しない理由【家庭内の指導でイライラしないために】

家庭教師という職業は、勉強が好きで得意な人の割合が高くなります。
同業者からの声で、苦手な子の気持ちが分からないということを耳にすることがたまにあります。
「スゴい先生」と呼ばれるような方でも、下位生の指導は得意ではないこともあります。ここにミスマッチが起きています。

1:1の指導を本当に必要としているのは苦手な子なのですが、苦手な子への指導を得意としている先生はそう多くはありません。
偏差値50を65にあげられる先生はいても、偏差値35を50にあげられる先生は限られています。

前提条件から疑う

例えば小学4年生に和差算の指導をする場合を考えてみましょう。通常の指導であれば

線分図を描くと分かりやすい。→書き方はこう→そろえて、割る
このくらいの手順で理解してくれる子が多いです。しかし算数が苦手な子の場合は、3ステップでは飛躍が大きすぎるのです。
まず「線分図にする」というところから飛躍しています。
「リンゴの個数を線の長さにする」という発想が初めてなので、そこの発想法から練習そてあげないといけません。
「数の大小を線の長さで表す」という発想が当然のものだと思い込んでいる指導者には、こうした子の指導は難しいでしょう。
「線分図を描くとこうなる。だからこう」のように言ったところで、最初の「数を線にする」という発想が理解できないのでその先の説明も当然理解できません。

これは4年生の例ですので簡単すぎるかもし れませんが、同様の出来事はほかの学年でも起こります。
例えば「全体を①とおく」という発想を当然のものとして解説を進めていると、実はその第一歩が腑に落ちていなかったということはあります。
その際、子どもの方から「全体を①と置く。ってなに?」とは質問できません。
本人の感覚としては「どこが分からないのかわからないけど、なんか先生が何を言っているのかわからない」くらいのものです。

「どこが分からないのかわからないけど、なんか先生が何を言っているのかわからない」は、他の学年でも他の偏差値帯でも起こります。

例えば「全体を①と設定する」「割合同士を掛け算する」「立体の切断は反対側の面に平行線を引く」「100個の商品を仕入れて全部売れた場合と90個しか売れなかった場合を比べると、利益が90%になるわけではない」など……他にも色々ありますが、指導者側が当たり前に分かっているはずだと思い込んでいると失敗しやすいポイントです。
解説を聞いて理解できないということは、その子が獲得していない知識や発想を前提として解説を組み立ててしまっていることに原因があります。これを子供に理解力のせいにして逃げてはいけないと思います。
解説を分かりにくく感じさせてしまったのなら、どの発想・知識がその子にないのか突き止めて、そこに立ち戻って教えてあげるようにしましょう。

ご家庭でお父様お母様が指導される際に、お子様がなかなか理解してくれなかった時には「前提条件が分かっていないのでは?」という視点を思い出してください。
理解できるように論理的に正しく説明しているのにも関わらず理解してくれないのなら、その説明の前提となっている発想が抜けている可能性が考えられます。
「なんで理解できないんだ!」とイライラしないで済むように、心穏やかに夏を乗り越えられることを祈っております。

記事はここまでです。

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