家庭教師センターでは、女の子のご家庭から「女性の先生でお願いします」という指定が入ることがよくあります。
以前勤務していた塾の家庭教師センター部門でよく見かけた事例です。
保護者の本音のところは「大事な娘とマンツーマンで教えるのだから、身なりがきちんとしていて清潔感のある、常識的な感覚のある先生をお願いします。不潔な男性はやめてください」と言いたかったとしても、まさかそんなことは言えません。
よしんば言ったところで「〇〇先生はどの生徒さんのご家庭からもご好評いただいていますよ!」のような定型文と共に、希望の講師像とはかけ離れた先生が派遣されてくる可能性が捨てきれません。
絶対に女性講師でなければいけないわけではないが、確率的に安全な選択肢として「女性講師でお願いします」という言い方になっているご家庭が多いのではないかと想像しています。
家庭教師は特殊な仕事です。
皆様のご自宅に継続して訪問します。そして多感な時期の子供と1:1で接します。
勉強面はもちろん、人間性や物の考え方、言動などの影響をお子様に与えます。
保護者からすると、大事なお子様に少なからず影響を与える人物という視点は先生選びの基準として外せないでしょう。
同時に、その家に継続して出入りする関係上、例えばご近所さんから見られたとしても恥ずかしくないような身なりは最低限心がけてほしいような気がします。
指導力もあって、人柄も良い先生を求める気持ちはどのご家庭も同じです。
良い先生を見つけるためには何人か体験授業を受けて比べてみましょう。
家庭教師の指導料金は安くはありませんし、お子様に与える影響も大きいです。
慎重に、納得の上で信頼できる先生を探してください!