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自分から宿題をやりたくなる魔法

みなさんは「宿題」という単語にどのようなイメージを持っているでしょうか。
「嫌なもの」「やらされるもの」「苦役・苦行」「河原で延々と石を積んで鬼に崩される作業かその類」のどれかではないでしょうか?

宿題という単語にはネガティブなイメージが定着してしまっています。

なぜでしょうか?
宿題を通じて成長できたという経験があまりなく、有益なものだと認識されていないのが原因だと思います。

先生から「今度までにこれやっとけよ~」と大量のプリントを渡され、遊びたい気持ちを抑え、時間に追われながらなんとか仕上げる。
大人の言葉でいう所の「やっつけ仕事」ですね。

私の生徒も、指導を開始した時点ではほとんどの子の認識はこんな感じです。
そのためネガティブなイメージが染みついてしまった言葉である「宿題」はあまり使わないようにしています。「課題」や「トレーニング問題」と言い換えています。
小手先の技術ですが、これだけでも意味があるのでやっています。

初めはみんなそんな子ばかりですが、長く指導をしていると「先生! 今週も宿題出してよ!」と言い出すようになります。感動です。自分から宿題を要求するようになるんです。

子供が自分から宿題を要求すようになるためには、必要なことがあります。指導者が課題を出す際に、その目的を明確にすることです。
指示された課題がどのような目的を持つものなのか。それが生徒自身にとってどれだけ有益なのか。
先生が明確な意図をもって出している課題なのだと言って聞かせます。小学4年生以上であれば、ちゃんと言って聞かせれば分かってくれます。
課題の目的は大きく分けると3種類でしょうか。

  1. その日指導した内容を定着させるため
  2. 2~4週間前に指導した内容を確認するため
  3. 未指導だが現時点での理解度を確認するため

詳しく見ていきます

  1. その日指導した内容の確認
    これが最も出す割合が多いです。家庭教師の指導は週に1回で2~3時間が一般的です。
    その数時間で指導し練習した内容を次の週の授業まで復習しなければ、その多くは忘れられてしまいます。
    せっかく教えてもらった内容を定着させるために、類題を家庭学習として取り組んでもらいます。
  2. 2~4週間前に指導した内容の確認
    人間は時間が経つと自然と忘れてしまいます。1回出来たからと言って安心せず、何週間かに渡って同じ単元を課題に出しますし、数か月後に思い出したかのようにもう一回出したりします

  3. 未指導だが現時点での理解度を確認するため
    これは新規で指導することになった生徒に向けて出す課題です。上記の1と2の課題を出した上で追加として出します。
    担当初期の段階では、その生徒の弱点がどの部分に埋まっているのか把握しきれていません。
    例えば、「今は食塩水の単元を指導しているけれども、この子は平面図形の理解度はどのくらいなのだろうか?」という疑問が当然わいてきます。
    入試が近くなるにつれ、ゴールから逆算して指導計画を立てなければなりません。
    早めにその生徒の現時点での到達度の全貌を把握しておきたいのです。

以上のように、家庭学習課題を出す際にはできる限りその目的や意図が伝わるようにします。
生徒のモチベーションを上げ、学習効率を高め、そして受験に合格するため。
あらゆる手段を尽くすのがプロの講師です。

ご家庭でお父様お母さまからお子様に学習の指示をする際も、参考にしてみてください。
(上司が部下に仕事の指示をする際にも応用できるかも?)
それではまた!

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