サピックスのGS特訓に取り組まれた皆様。実際のところどうだったでしょうか?
「全然終わらない」「難しい。分からない!」
という声が聞こえてくるような気がします。
そんな不安を抱えたご家庭にお伝えしたいことがありますので、こちらの記事を書きました。
SAPIXのゴールデンウィークサピックス(GS特訓)の狙いとは何なのでしょうか。大きく分けて以下の2つだと思っています。
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こんなにたくさん勉強しないといけないんだ!と気合を入れる
例年であれば、校舎に缶詰になって長時間問題演習を続けます。これを通じて、受験生としての自覚を芽生えさせるのが目的の一つです。
夏休みには夏期講習を通じて、猛烈な量の勉強をする必要があります。その前段階・準備としての「予告編」的な位置づけともいえるでしょう。 -
こんなに難しい問題が入試では出るのか!と方向性を示す
GS特訓には、難関校の入試問題が普通に掲載されています。今の時期の子が解くには、たとえαクラスの子だとしても相当厳しい難易度です。「入試ではこのくらいの難度の問題が出るんだよ。まだまだこれから頑張ろうね」というメッセージを発しているのだと思います。サピックス側も、もちろん今の時期にそれらの問題が解けていないと困るという意味で出題してはいません。
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つまりイベントなんです! 成人式と一緒です。今日から大人です!という儀式のように、「今日からは受験生!」という通過儀礼の一種だと思ってください。
GS特訓の内容をこの時期に全て消化しきって理解できるとは、サピックスもまさか思っていません。
ですので、保護者の皆さんは安心してください。できなくても、終わらなくても問題ありません。
でも、お子様たちにはそれは言わないでください。ある種のショック療法ですが「普通の小学生」を「受験生」に変えるための魔法です。子供達には少しかわいそうですが「こんなにたくさんやらないといけないのか……ボクたちはまだまだだ」と思わせておきましょう。(もちろん本当に弱っていたら励ましてあげてください。)
ですから、GS特訓の内容が終わっていなかったとしても、気にしすぎないでください。
間違ってもGS特訓の残りを少しずつやろうなんて思わないでください。
5月の平常授業や土特のテキストを普段通り再開しましょう。
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