2月1日から本格的に東京神奈川の中学入試が始まります。
するとどうしても気になるのは"緊張"です。
緊張して実力が発揮できなかったらどうしよう……と不安が不安を呼んでしまうこともあるでしょう。
今回はそんな”"緊張"についての考え方を書いていきます。
緊張は悪くない
緊張してしまうことは悪いことではなく、通常の反応です。
中学入試の前日や当日は、緊張するのが普通であり、それを気に病む必要はありません。
反対に緊張しないのはどんな時?
ここで分かりやすくするために、不安や緊張が起こらないのはどんな時か考えてみましょう。
それは確実に成功するときと、確実に失敗するときです。
例えば太陽は明日も確実に東から登ってきます。「もし西から登ってきたらどうしよう……」なんて心配する人はいません。
絶対に東から登ってくるからです。
また、例えば算田がハンマー投げオリンピック日本代表の選考会を受けたとして「受かるかな……落ちたらどうしよう」と心配することもありません。まず投げられないですし、絶対に受からないからです。
このように、確実な成功や確実な失敗が約束されている時には緊張しません。
中学入試は"うまくいくかもしれないし、失敗するかもしれない"事柄です。これは結果が定まっておらず不安定ですので、不安もなりますし、緊張もします。
なので不安に思う気持ちも緊張することも正常な反応であり、特に気に病む必要はありません。
避けるべきは、緊張してしまっている状態それ自体を気に病むこと
緊張すること自体は正常な反応なのですが、「緊張してはいけない」と思いすぎることは良くありません。
「緊張してはいけないはずなのに緊張してしまっている自分はなんて悪い子なんだ……」のような思考にハマるとパフォーマンスが低下します。
「リラックスしなければいけないのに緊張してしまっている……どうしよう!」となるのは良くありません。そんな風に思う必要はありません。
不安になったり緊張したりするのは人間の正常な反応で、それ自体は特別悪いことではない。
でもそのことで自分を責めてしまうのは避けるべきです。
もしもお子様が入試を前にして心が揺れているようでしたら
無理にリラックスを促すのではなく、不安に思ったり緊張しているお子様の気持ちをそのまま肯定してあげてみてください。