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勉強法・指導法

いい加減な説明な方が理解しやすい!?

今回のブログのテーマは「正確な説明よりも、いい加減で感覚的な説明の方が理解しやすいのではないか?」です。
そんなわけないだろ!と思われる気持ちは良く分かります。
ひとつ例を出してみますので、何について書かれた文章なのか、想像しながら読んでみてください。
とあるものについて説明した文章です。

面的に着脱できるファスナーである。布に特殊な加工をし、主に衣類用に、再び着脱可能な状態で結合したい場合に用いられる。発明者はスイス人エンジニアのジョルジュ・デ・メストラル。

いかがでしたでしょうか。wikipediaを参考に書きました。
これだけ読んでも、ほとんどの方はなんのこっちゃ状態ではないでしょうか。

実はこれ、「面ファスナー」と呼ばれるものについての説明です。
……さて、面ファスナーと言われましても、知らんがな。となる読者の方が多いと思います。
そこで、もう一通りの説明を加えてみます。

たぬきち
ほら、子供用の靴とかを留めるための、あのバリバリ~!ってやつ。

どうでしょうか? 面ファスナーとは、一般には「マジックテープ」という商標で知られているグッズです。

さて、小学生に「面ファスナー」という言葉の意味を伝えたい場合、正確な定義よりも「バリバリ~ってやつ」の方が伝わりやすいですよね。
算数の授業でも同じことが言えます。

子供に問題の解き方を説明する際に、論理的に正しくいったからと言って理解してくれるとも限りません。
出来るだけその子の持っている既存の知識・経験を利用して、そこに紐づける形で説明していく方が分かりやすかったりします。

物事をどのように理解しているかは生徒一人ひとり微妙に異なります。
「靴のバリバリ」で通じる子もいれば、中には「練習用のボクシンググローブを留めるところのやつ」の方が通じやすい子も居るでしょう。
生徒によって、どんな前提知識を持っているかは異なりますので、説明の仕方も替える必要があります。

全く新しい概念を説明する際に、どの話題からつなげて説明するのが良いのか?
その子の既存の知識がどこまであり、どこを拡張すればその単元の理解が進むのか?
算数が圧倒的に苦手な子に指導する際には、そんなことを気にしながら授業しています。

なんてとりとめのなおお話で、久しぶりのブログを終わろうと思います。

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