今回は、精神的に追い込まれて普段の実力が出せなくなっている生徒をテーマに記事を書きます。
2月1日の入試まであと数日に迫りました。
残り短い時間で何を勉強するべきかという相談が多くあります。
このアドバイスは生徒の状況によって異なります。
もっとも一般的なアドバイスは”志望校の過去問の2週目・3週目を解く”です。そのほかにも塾の志望校プリントの解きなおしなどを指示することもあります。
算田もほとんどの受験生にはこのようなアドバイスをします。
一方で、状況によっては「良く寝て、休んで、散歩する。」というお願いをすることもあります。
長く担当していてよく知っている生徒で、答案の様子から精神的疲労の兆候を感じた際にはこのようなアドバイスをします。
残り数日という状況では、モチベーションを高める取り組みが最も効果が期待できます。
通常の場合ですと、過去問を解いたり志望校対策をすることが学習面での効果だけでなく気持ちを高める事にもつながるので有効です。
一方で、完全に疲れてしまっている場合や、精神的に追い込まれてしまい普段の実力が出せなくなっている生徒に対しては、「休め!」というアドバイスをします。
入試では深く考えないと解けない問題が出題されますが、追い込まれている精神状態では本来の思考力が発揮できません。
もしご両親から見て、お子様が追い込まれて力が発揮できなくなっていると感じるようでしたら、勇気をもって休ませてください。
点数や成績が振るわないときに勉強ではなく休息を選択するのは非常に勇気がいります。
ラストスパートでもっと追い込んだ方が良いのではと考えがちですが、状況によってはそうとは限りません。
ラストスパートで気持ちがノっている場合や、勉強していたほうが落ち着くという場合は通常通り勉強に力を入れて大丈夫です。(こちらのタイプのお子様の方が割合的には多いです。)
しかし一部のお子様は、残り数日で取るべき行動の最適解が「休む」である場合もあります。
お父様お母様の目から見て、もし休ませた方が良いと感じられるのであれば、勇気をもって休ませて、心の余裕を取り戻してあげてください。
2月の入試まで残り数日。悔いのない受験にしましょう!