家庭教師や個別指導の先生に、何か要望があったとします。
ささいなことで構いません。ノートの字を大きめに書いて欲しいとか、解説をゆっくり目に話してほしいとか、小さな兄弟がいるので小さめの声でしゃべって欲しいとか、タバコの匂いがキツくて子供が嫌がっているとか……
改善してほしいという要望を、先生に言えるでしょうか?
先生に失礼ではないかと思ったり、言ったら気を悪くされてしまうのではないかと心配されたりして、中々言えない方が多いようです。
家庭教師センターや個別指導塾の場合には、営業さん経由で先生に言ってもらったりするケースもあるでしょう。
これってどうなんでしょうか。
ちなみに私はどんなことでも言って欲しいタイプです。
本来ならば講師側から察して気づいてあげるのが理想ですが、なかなか気づけないこともあります。
そんな時に保護者の方から「実は先生の〇〇が合っていないみたいで。こうしてもらえるとありがたいです」のように要望をいただいたのなら、感謝こそすれ怒ることはお門違いです。
プロの講師とはいえ万能ではないので、気づけないこともあります。
親だからこそ分かることもあります。
そうしたことを気軽に先生に相談できる雰囲気づくりや、要望を伝えても嫌な顔をしない先生だという信頼感をもってもらうことが、長期的な成功のためには必要だと思っています。
保護者と家庭教師は、子供を合格させるという目標を共有したチームです。
合格に近づくための改善点があるなら即座に変えるという気構えを持っている先生の方が、色々な面で良いと思います。
もし今指導してもらっている先生が「ちょっと言いづらいな……」と感じているなら、要注意です。
指導力が良くて信頼できる先生なら大丈夫でしょうが、それでも出来るだけ気軽に相談できる関係性を作っておいた方が良いです。
「これを言ったら先生が気を悪くするかな」のような心配をすることなく、同じ目標を共有したチームとして相談してもらえる先生でありたいものです。