中学受験算数の問題を、解ける・解説できる・指導できる の段階の違いについて書いていきます。
今回は短めの雑記記事になります。
あくまで算田の個人的な見解です。
解ける
テキストの問題を見て、答えを出せるという段階です。
数学が苦手な保護者の方も、5年生の問題までは答えを出すことは可能だと思います。
数学が得意な保護者の方であれば、6年生の途中くらいまでは答えを出すことは可能です。
この場合の「答えを出す」とは、方程式や三平方の定理など中学受験では使えない解法だとしても、とりあえず答えを出せるという段階です。
解説できる
中学受験経験者の保護者の方や、学生個別指導講師・家庭教師で中学受験経験者がここに該当します。
6年生の前半までの問題であれば、代表的な解法で解説することは可能でしょう。
また算数が得意ではない保護者の方でも、保護者ご自身が解説冊子を読み込んで勉強してお子様に解説しているというご家庭も目にします。
こうした頑張りをすれば、6年生の前半くらいの問題までは何とか解き方を説明することは可能だと思います。
線分図や面積図など中学受験特有のテクニックを使って、一問一問の解き方を説明することが出来る段階です。
普通の個別指導塾や家庭教師であれば、この「解説」が上手な先生を見つけられたらそれだけで十分ラッキーと言えます。
指導できる
「指導できる」となると、どんな問題をどの順番で練習させたら成績が上がるか?というトレーニング方法が分かるという段階です。
比喩的に言えば、問題を認識する際の解像度の違いです。生徒の間違えた箇所をどのレベルまで細かく分解して認識しているか。
プロの先生であれば、まさか「平面図形で間違えた」なんていうザックリした認識の先生はいないと思いますが、その先でどこまで細分化して捉えられているかが講師の質の差を分けます。
ブログの記事だけではなかなか説明しづらいのですが……良い方法で指導すれば実際に生徒の成績は上がりますし、偏差値10上の学校への逆転合格が毎年何名も出ます。
算田数太郎自身は中学受験国語についても当然解けますし、答えの出し方をパターン化して生徒に解説もできますが、指導できる段階にはないと思っています。
算数ではそれが出来ると自負しているので、今は算数専門でやらせていただいています。
よくある他の家庭教師の指導と比べると差を実感していただけると思います。
来年度の2月から指導希望の4現年生・5年生で興味のある方がいらっしゃいましたら是非ご連絡ください。