中学受験の算数は難しいですよね。
算数や数学が得意なお父様お母さまでしたら、5年生くらいまでならなんとか教えられるかもしれませんが、6年生にもなると、解くだけでもかなり難しくなります。
数学があまり好きではない保護者様でしたら、まっっっっっったく分からないということも多いでしょう!
心配しないでください。そういうものです。普通の大人では分からないことを受験生はやっています。
それでも!子供に算数を「教える」ことは可能なんです。
どうしたらいいのか? その前に、ちょっと私自身の経験を話させてください。
私自身も中学受験を経験し、運よく某男子御三家中学に合格しました。
当時の私の認識としては、母に算数を「教えてもらっていた」と思っていました。
しかし時は流れ、大人になってから思い返してみると「ウチの母にあんな難しい問題が分かるはずがない!どうやって教えていたんだ?」という疑問がわいてきました。
私の母は特に勉強が得意な人ではないのです。
実家に帰った際に尋ねてみたところ、返ってきた答えは衝撃的でした。「別に何も教えていない」。
母によると
「『どうやって解いたの?』と聞いてみると、いろいろ説明してくれるから、大体正しそうな事を言っていたら『よし!』って返事してただけだ」
とのことでした。
もう、本当に驚きでした。私の認識としては「教えてもらっていた」だったのに……
母は本当は問題は全然分かっていなくて、適当なタイミングで「よし!」と言っていただけだったんだそうです。
さて私の話はここまでです。
子ども自身に解き方や考え方を説明させる、というのは思考の整理につながるため、効果が高いです。
その際、聞き手となるお父様お母さま自身が、必ずしも問題を解けている必要はないのです。
子供に好きなように話させて「なんか正しそうだな」と思ったら「よし!」と言ってあげるだけで意味があります。
大人でもそうだと思いますが、誰かに説明することを通じて理解が深まったりします。
算数が苦手な保護者の方だとしても、お子様の中学受験のためにできるサポートは色々とあります。
ぜひお試しください。
※今回の記事は、移転前にアメブロでやっていた時のブログ記事の転載です。当時からの読者の方は読んだことあったと思います。長くご贔屓いただきありがとうございます。